覚醒 後編

前編からの続き〜

その瞬間に感じ取れること、
そのすべてがあなたである
例えばいまその瞬間に見える風景、
聞こえる音、肌で感じる感触
起こっている出来事や
思い出してる記憶、思考

いま体感できるすべてについて
よく考えてみると
常に「いま」に包まれていることがわかる
これまでもこれからも
「いま」に包まれているのだ

「いま」とは何か
それがあなただ

あなたがすべてを起こし
そしてあなたがそれを体験する
「世界側」のあなたが起こして
「肉体側」のあなたが体験している
しかしどちらも同じあなただ

すべて繋がっているとはそういう意味だ
あなたが興味を持つことと
その対象は1つである

だから肉体側のあなたが行った行為、考え方は
当然世界側のあなたから帰ってくる
あなたが惨めな気持ちを持ち続けていれば
あなたはこれからもずっと
惨めな思いをするだろう

他者へ憎しみを持てば
あなたの世界は重苦しいものとなる
あなたが見るニュース、道ですれ違う人々、
何から何まですべてが
憎しみを帯びるようになる
あなたが自分の利益だけを求めれば
利益ばかりを求める人々の世界に
生きることになる
あなたが他者に優しさを持てば
あなたは優しくされる

あなたと世界は同じものだ
だからあなたの行動や思想が世界に起こる
それが宇宙の法則と言われるものであるが
宇宙もなにも、単なる自作自演劇が
繰り広げられているだけである

さて大切なのはここからだ

周囲を見渡してみなさい
あなたは見るという体験をする
その体験ができるということは
その対象はすべて「あなた」ということ
つまり完全に「あなたの中」にいる
常に守られ、包まれているのだ

街を歩けば沢山の人々がいる
それらもあなただ
街もあなただ
どれも実在しない
本来のあなたがある「放電」を発生し
それを「歩行者や街を見ている」と
錯覚しているのだ
だからすべて「夢」と同じ
見る者がいるから、
見える世界が生まれるのだよ

あなたはあなたに守られている
「世界」を超えたその世界らしき空間は
あなたで充満している
あなたしか、そこにはないのだ

あなたが日常生活の中で
「あなた」を感じ取れるようになれば
それは覚醒である
もう何も恐れることも
不足もなくなるだろう
ただただ、安心感、
安らぎのような包まれた感覚だけが残る

あなたが何を体験しようが
どんな人生を生きようが
それはあなたの中なのだ
そして、
あなた以外には誰もいない
これを理解することが一番の近道だ

あなたしかいない、そ
れはどういうことか
それをよく考えてみなさい

いつもあなたはあなたを見ていた
あなたから見れば
その肉体ですら世界の風景だ
どれもこれもが「あなた」だ
あなたがあなたを見ている
すべてがまさに幻想である

いくらでも変幻自在だから
あなたの好きなように変えていけばいい

繰り返すが
見えるものも、いまの状況も
足音も他者の会話も
それがあなただ
そしてそれらを体験しているのも
同じあなただ

どんなに理不尽な出来事も
聞き分けの悪い兄弟も
ダメ親父も
性格の悪い上司も
全部、あなたなのだよ
すべてあなただ

そして「すべて」という、
“数を数えるような概念”もなく
ただひとつの「あなた」が
ここにあるだけである

 


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コメント・質疑応答

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  1. 愉快 より:

    やっと前編と後編の両方を読み終えて、真ん中、ここ、を感じた。書いてあることは難しく感じて、頭ではちゃんと理解してないんだろうけど、言葉が流れていく。自分さんの記事も誰かのコメントも私の思考も。時は直線ではなかった。前と後ろはなかった。

    今見えている部屋が世界の全てで、日に日に治っていく打撲も、失敗した髪型も、今朝交わした会話も、昨日読んだ漫画も、ここで目にしたコメントも、前に書いたことも、欲しがっていた何かだった。

    何を探していたのか。なぜ不足を感じていたのか。

    あれえ?あるじゃん。探す必要なくない?と、一瞬だけ思う。

    夢の世界を生きているのだ。

    何千何万何億もの夢を、忘れているけど覚えている。でもやっぱり忘れている。

    だから誰かの話を読んだ時、誰かと知り合った時、懐かしいのかもしれませんね。

    • komatta より:

      ごめんなさい。愉快さんに反論したいわけではないのです。
      愉快さんは愉快さんのままマイペースをつらぬいてください。

      だけど私は解決法が知りたいのです。
      いわば
      >>変幻自在だから、あなたの好きなように変えていけばいい
      この方法かな。

      恋愛や仕事や健康を思うように動かしたいとまで言わなくとも。
      たとえとしたらリカバリでもいいかな。
      何度も再インストールしなおして手間かけるのはトータルでみたらスキルアップになってたり仕事上で何か役立つことがあって災い転じて福となるということもあるのかもしれません。

      だけど今、仕事で必要なのだから2~3程の失敗で終わってほしいのです。
      時間と余裕あるときにたっぷり趣味範囲で治すやら自作にチャレンジするならそれもよし。が、しかし今は仕事で使う必要性ありで早く治ってほしくて時間と手間をかけられないのです。

      こういう障害がうっとうしくてたまらない。
      過去何千年の夢を見てきたとしても、その夢の変更が出来ないなら夢であることを知っても知らなくともどうでもいい。私にとっては知らぬが仏だったかも。たとえば黙示録のような光景を過去、何万年前に見てきたとしても、何かの科学者だったか、またはそれに憧れた人だったのか解らないけれど、それを再現されて見てるだけ程、腹立たしいことはない。
      それなら生前の記憶など持ってないほうが、妙な責任感も感じることなく自由に生きれる。

      シンクロも最近はうざく感じるときもあるくらい。全て偶然なのは解ったから。じゃあ2度目にスッキリ再インストールできてストレス無しという状況を偶然性から作ってよと。

    • komatta より:

      全ては偶然。それは再インストールでさえ解ります。
      解決法を探せば山ほどでてくる。軽いとこからやっても治らなければ、どんどんディープな上級者向けに。下手に上級者むけの解決法に手をだせばもっとややこしいことに。また0からになる。

      パソコン関心ない人にはピンと来ないでしょうが…。
      弟がいなくなった時点で直ぐに乗り換えて動かさなかった私も悪いですが。(自分のはゴチャゴチャ無茶もしてるから。こちらは練習機として完全に壊れたら乗り換えよう)と思ってた。

      私はオフィスのアクセスというソフトを使用したいだけなのです。
      仕事のプレッシャーからでない。折角、それと関連する仕事に「今」ついているのであるし仕事のデータベースでトラブルだしたくもないから。
      また「やりたいな」という意欲からの流れもあったから。

      だからこそタイミング悪く自分のPCはイカれたが…。弟のがあると安心してた。弟のは私より大事に使用してたし不具合らしい不具合今まででてなかったから、こんなに手間取ると思わなかった。

      他にも私と同じ症状を抱えた人たちがワンサカいて、その症状にあわせて対策していったけど最後の最後に止まってしまう。

      みな、DLできても修正ファイルのインストや待機中で作動ができないエラーになる、何度やっても同じですなど…。
      最初からOSのバージョンあげなくとも使えるソフト買ってりゃよかったとか、なぜ、このタイミングなのだと。「今」きたフィーリングを大事になら折角きた「やる気」の障害にしかなってないではないかと。

      待機中で、その状態から抜けられない。は色んな状況とかぶりすぎて笑えました。コアな方は自分でHDDいじくって「なんでなおったか解らないけど、スムーズにいきました」と何十の解決策みた後でたりして…。
      「ああ!そうかい!よかったね。だけどそれは万人に通じるものじゃないでしょ」と内心思う。

      一度目の失敗は余裕で流せる。これもいい経験。失敗しないと覚えないし失敗しないと理解できない。2度目もまだ許せる。反復が大事だな。手順が間違ったんだろう。メモして入れる順番間違えないようにしよう。
      どこまでスムーズにいってどこからおかしくなったのだろうと問題点を探す。3度目、一度目、2度目の教訓を生かしてメモした順、注意がきをエラー番号順に丁寧にやっていく。それですら、最終目的に近づくほど重大なエラーがでてくる。結局はソフトの進化やらでOSのバージョンについていけなくなるほど穴が開いて、その修正するのに、過去の修正ファイルを入れておかないと、どこかでバッティングしてくるなど。
      そこまで問題が複雑になれば私では無理。
      だんだんと…マイクロソフト~~~~!いい加減にしやがれ!
      結構な値段のPCだったんだから、このバージョンでも動くもの提供しやがれい!メーカーも元から組み込むのでなくリカバリCDつけとけよ!とメーカーやマイクロソフトに腹が立ってくる。

      これをこんなこともあるさ、これも流れさが、ここでいう解決法に近いのだろうけど、それ無理です。諦めはしばらくすれば諦めるしかないという状態に以降して勝手につくのだろうけど。

      もし2度と言わずとも3度目に成功できててタイミングが少しズレてくれただけで私は内部に余計なイライラや失敗体験を組み込まずにすむ。2度目にできたら自らに自信も持てたかもしれない。これだけスムーズにいったんだから仕事でも失敗しないよねなど思えただろうに。

    • 愉快 より:

      わたしも解決法、知りたい!
      このままでいいと心の底から思っちゃいませんわよ。

      その時々で変わってるみたいだからさっき何を書いたのかさえ曖昧なんだけど。でも、いま、打撲とか痛いし変な髪型だし、こんなのヤダーと思ってるよ〜

      >>変幻自在だから、あなたの好きなように変えていけばいい
      この方法かな。

      ほんとだ。

      ちゃんと読んでなかったわ!(笑)

    • komatta より:

      そうですよね…。
      本当に納得いけないのはタイミングだけでなく
      私の使ってたPC、今、使ってる弟のPCより安くて無茶してたのですよ。
      だけどずっと稼動してたせいか、問題なくバージョンあげられた。
      新オフィスもOSのバージョンもスムーズにあげられた。
      その後、遅くなったり固まりやすくなったからDVDのレンズもいかれてたみたいだし再インストするより乗り換えようと決心したのです。

      win10はあまりバージョンあげたくないけれど買ったオフィスと相性いいのはこっちらしい。壊れた自分のはバージョンあげられたけどスペックに無理があったのだろうと思った。(弟のもあるから、もう壊れてもいいやと思っててもインスト自体はスムーズにいった)

      ただ1年放置してただけで私のPCよりずっと性能よくずっと具合もよかったのに何故、うまくいかないのでしょう。最初は弟のだったらスムーズだな、面倒くさいのはお気に入りや何やらを移しかえるだけかと思ってたのに。トラブルなんて予想さえしてなかった。私のPCが壊れたとき、側に置いてた電気スタンドまでバチっといって電球きれた。こちらは安いからLEDのスタンドに買いかえましたが。

      一応、ブラウザは動くけどメーラーは、すぐに不具合がでる。
      今は買い換える余裕もない。前のバージョンで使用自体は問題ないが購入したオフィスは使えない。先週、インスト終わって掃除してスッキリ気分で出社、今週の休日は映画三昧のスイーツな脳内予定は全て崩れました。

      技術的な問題だろうし私のスキル不足といえばそれまでだけど…。
      どうしてこんなにタイミングが噛み合わないのでしょうね。

    • -自分- 涅槃 より:

      愉快さん

      >あれえ?あるじゃん。探す必要なくない?と、一瞬だけ思う。

      生きていると色々あるね
      だが昨日のことは
      いまここに起きていない

      そんな感じで
      自分の死の直前を
      イメージしてごらん

      「もうすぐ私はこの世を去る」

      そんなとき
      自分の生きてきた人生
      つまり過去の記憶を思い出す

      そういえばなぜあのとき
      “あのこと”を許せなかったのだろう?
      なぜ固持し続ける必要があったのだろう?
      そんな気になってくる

      だがいいかい
      死はいつもそこで起きている

      1秒前は虚空に消えている
      1秒前の世界はもうどこにもないし
      1秒前のあなたも存在しない

      いまそこには新しい空間が広がっている
      つまりあなたは何度も死を繰り返しており
      同時に何度も生まれている

      人間的な見解では80年がワンスパンかね?
      どこかで覚えたそんな知識は捨てることだ

      ならば常に”新しく”なれるだろう
      その新しさとは何もかもを得ていないゆえに
      すべてを得ているのだよ

    • 愉快 より:

      こんばんは〜

      >そういえばなぜあのとき
      “あのこと”を許せなかったのだろう?
      なぜ固持し続ける必要があったのだろう?
      そんな気になってくる

      車に乗り込む前、そんな気になりました。

      一瞬一瞬新しく、とまではいかないけど、
      「もし今日高速で事故ったら?
      数時間後に、もし、死ぬとしたら?」

      と過ぎったとき、不思議とネガティブに心配するのではなくて、なにひとつ許せないことはなかったなあと。

    • -自分- 涅槃 より:

      愉快さん

      物事を「問題」にするのは、単にあなたの見方だけなのだよ。つまりあなたの印象だけで世界は成り立っている。ならば思い通りの生を生きるのは簡単だ。問題を作らなければいいのだよ。

      最初のうちは苦労が伴うだろう。何度も打ちのめされる。だがそのうちに「問題を作らない」ということすら、やる必要がないことに気付くようになる。

      そのときあなたは「全体とともに在る」ようになっている。「歯医者がある=歯を治療できる」すべてあなたの”動き”なのだよ。

  2. タタータ より:

    >「世界側」のあなたが起こして
    「肉体側」のあなたが体験している
    しかしどちらも同じあなただ

    へその緒で繋がってる感じ(^-^)
    そう思うと安心。
    ならば、全て受け取ってあげるだけで完了
    なんですね。
    嫌なことあったり、不快な感情や思考が沸いた
    時は、自分ばっかりダメージ受けてるつもりでいたけど、こちらも世界にもダメージ与えてたのですね。
    ごめんなさい。

  3. plum より:

    はじめまして、自分さん。

    >いくらでも変幻自在だから
    あなたの好きなように変えていけばいい

    過去にも他の方が質問されてますが、具体的にどうすればよいのでしょうか?
    覚醒の手記は理解できたりできなかったりです。

    • 涅槃の書-自分 より:

      plumさん

      やあはじめてまして。新しい方だね。

      >過去にも他の方が質問されてますが、具体的にどうすればよいのでしょうか?覚醒の手記は理解できたりできなかったりです。

      いいね、とてもよい質問にある。

      だがはじめにあなたに知っておいてほしいことがあって、たとえば私がこうして「よい質問」というときは、大体はあなたの期待しているものとは違うものが返されるサインなんだけども、しかしその”真の意味”は、これまで何かを求めていた”自分”が別の形態に変化したときわかることになる。

      言いかえれば、いまあなたが質問していることは質問ですらないんだ。むしろ、自分が確信したい答えの裏付けを求めているにすぎない。

      この意味をよく考えてみよう。実際そうしてあなたは同じループをさまよってきたのではないかな。これまでいろんな解決があっただろう。しかしどうしてそれが”解決”だったのだろう?

      “そこ”を踏まえて再びあなたの問いをみていきたいのだけども、

      >過去にも他の方が質問されてますが、具体的にどうすればよいのでしょうか?覚醒の手記は理解できたりできなかったりです。

      そのあなたのいうところの「具体的」とは、いまの自分の観念においての具体性であって、たとえばあなたが同じ手記を数週間後にみて「ああ、具体的に書いてある」と読んでいるかもしれない。

      それはあとで述べるように、当初とは違うあなたが形成されてきたからだ。

      つまり書いてあることや述べられていることは何も変わっていないが、あなたの理解が変わったことで、世界に書かれているもの、世界が述べているものが違ってみえているんだ。

      これはすなわち、あなた=この世ということにある。

      なぜなら、“あなたのこの世”はあなたがみているときにだけ存在するからだ。

      さて、こうした返信の切り出しからすでに察しているかもしれないが、私があなたに投げかけるのは、他者や現実をいかにして”自分”の都合よいものに変更できるかではない。

      その逆で、そのように質問している自分が「なぜそのような質問をしているのか」ということに向き合わせるためにある。

      その手記もまたそのことが書かれてあるのだけども、しかしあなたは別の内容をそこに読んでいるわけで、むしろ”そのこと”を伝えている のが涅槃の書のすべての手記やコメント回答にある。

      つまり読み手自身を読み手に読ませるためにあるわけでね、その果てにみえてくるのは、「あなたは”自分”ではない」ということなんだ。

      それは繰り返すように、自分は常に変化するわけであって、そこに書かれているもの、現れているものは自分の変化とともに変化していくからにある。

      じゃあもしこの世が苦痛に満ちて悲惨で虚しいものだとしたら、またあなたと関わる人々が自分勝手で許せないとしたら、しかしそれは“自分”がそうみているからだろう。

      だが自分がそのことに気づかないのは、その鍵もまたあなたの質問に含まれているのであって、

      >過去にも他の方が質問されてますが、具体的にどうすればよいのでしょうか?覚醒の手記は理解できたりできなかったりです。

      そうして”他の方の質問”が目に留まっているわけだが、だが同様の数千もの質問の大半が答えられていること、そしてそれに対して質問者たちがどのように答えているのかは、あなたにはみえていないということだ。

      それはもちろん、あなたがまだ涅槃の書を読みはじめたばかりで、その手記からすれば、まだまだそうしたログが現れていないからともいえるが、ならばなおさら、まだ質問する段階ではないということだね。

      人付き合いでも日々の出来事でもそうだけども、そのわずかな一面だけをみて、その全体を知ることはできない。腕や胴体をつなぎ合わせれば人間や動物は動き出すことはなく、全体は部分の総和ではないんだ。

      つまりあなたがそこで質問して、何に納得するとしても(たとえこのコメントの”真意”を納得したとしても)それは私があなたに伝えているのではなく、あなたがあなたに伝えていることなんだ。

      というわけでね、あなたと同じくとても多くの「読み始めたばかりの人」が質問し、そしてその人たちにもこれと同じような返事をさせてもらってきたが、その痕跡をこれからもどんどんみつけていくだろうし、あなたはそこに”自分”をみることになる。

      それは何も涅槃の書のなかだけのことでない。

      つまりあなたの日常世界もまったく同様なのだということを、涅槃の書はその構造そのものをメッセージとして伝えていることに、いずれ気づくようになる。

      そのとき”わかる”はずだ。

      それはあなたの投稿の最大の焦点だね。

      ──

      はじめまして、自分さん。
      >いくらでも変幻自在だから
      あなたの好きなように変えていけばいい
      過去にも他の方が質問されてますが、具体的にどうすればよいのでしょうか?
      覚醒の手記は理解できたりできなかったりです。

      ──

      つまり「いくらでも変幻自在だからあなたの好きなように変えていけばいい」とは、すでにあなたの望み通りの世界がこうして現れているわけで、そこに”気づいたとき”に自在となる、ということだ。

      だからとにかくいまは”自分”という殻にどんどん亀裂を入れて、その内側に光を漏れ込ませなければならない。

      なんでもそう、新しい職場でも新しいスポーツを始めたときでも新しいアプリでもいいが、まずはそのゲシュタルトが形成されてこそ、ようやく実質的に理解していくという段階となる。

      逆にいえば、それまでの古いゲシュタルトをリセットしなければならないということだ。

      そう、過去からの執着、思い込み、先入観、バイアス、イデオロギーなどに支配され、目に映るものがそれらによって意味づけされるばかりでなく、理想や願望や幸福の定義や未来の目的さえもそれらに取り決められている”自分”のことだね。

      そんな”自分”はどんな情報と巡り会っても、その新鮮さは一瞬で消え去るだろう。

      よっていま私が話していることは、たしかにあなたの出鼻を挫いていることになるが、しかしあなたが人生を変えたい、己がここにいる意味を知りたいというなら、根本的なところをまず変えなければ、その本当の導きはみえてこないということなんだ。

      だからコメント欄も並行しながらゆっくり読み進めていくといいよ。

      あと、先も話したが涅槃の書は構造そのものがメッセージとなっていることは留意しておこう。手記はすべて繋がっているということであり、あえて真逆のアプローチの内容を並べたりもしている。

      もちろん単に矛盾をぶつけているだけではない。つまり昼と夜とが同時にあることが地上での幻にすぎないとわかるまでの「宇宙に伸びるハシゴ」を各手記にかならず含めている。

      当然その含意に気づかなければ双方は相容れないものとなり、つまりバラバラの手記になるけども、だがね、それはあなたのみているこの世のメタファーなんだ。

      だからひとつの手記で足を止めずにとりあえず読み進めていくことをお勧めする。そうしてだんだん涅槃の書のゲシュタルトができてくる。すなわち、疑問していた自分がだんだん消えていく。

      もちろんそれで達成ではなく、むしろそこからがスタートとなる。

      とはいえ、あなたは世の中に対してだいぶ柔らかいまなざしを持てているだろうし、むしろこの世は”己自身のなか”に捉えられているはずだ。昼と夜が同時にある美しい光景を眺めている。

      するとこれまでもずっと自在に世界を創り出していたのだと気づくだろう。だから望みは実現し続けていたことを知るが、そうやって改めて知ること(=そうだったことを思い出すこと)が大事なんだ。

      そしてまた古い自分が崩壊していくと同時に不思議な体験をするようになる。

      むしろ自分はその不思議な同じ体験をこれまでもずっと眼前でみていたが、自分の解釈のままそれを当たり前に捉えていただけであって、つまり「本当に起きてること」というのは、なんらかのゲシュタルトを持った自分という主観があってこそ、それは”世界” となるんだ。

      こうした話もあちこちの手記やコメントで語られているので、ゆっくり楽しんでいってほしい。

      そう、”あなたの魂の変容の旅”を楽しんでほしい。

  4. plum より:

    自分さん、

    〉この現実をいかにして”自分”の都合よいものに変更できるかではない。

    見透かされていますね、その通りです。そう思ってました。

    まだ質問する段階にもない私の質問にお答えくださりありがとうございました。
    これから沢山読んで気づきを得て体験できたらと思います。

コメント・質疑応答

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