同じ日を繰り返して幸せを知る

気分の良い朝
あなたはベッドから起きる
リビングへ行くと
家族がいらいらしている
当たり散らしてくるから
あなたも反論して家を飛び出た
気分の良い朝が台無しになる
支度をして会社へ向かう
混みあう駅で茶髪の女子高生が
白い杖の老人を誘導していた

「いい姿だけど
やっぱ周囲を意識してるんかな
ちょっと自分って素敵、みたいな?
どちらにしても自分にはあんなことできない
そんなこと思われたくないし」

作成中の大事な書類にコーヒーをこぼす
「なんでだよ!」
瞬時に怒りがこみあげる
マウスのコードにあたる
同僚が怪訝な顔でこちらをみる
自分を責めた
やりなおしだ

営業先でお客さんからクレームをうける
会社の商品が悪いのになんで
自分が怒鳴られなければならないのか!
怒りと理不尽で落ち込む
カフェに入ったら新米くんのレジで大行列
スマホの電波が悪い
周囲の客の談笑する声がうるさい
いらいらいらいら
突然の大雨
濡れないように急いで歩くが
びしょ濡れ
いらいらいらいら

帰社すると上司がチョコレートをくれた
「ちょっと甘すぎますね、私はビターが好きかも」

はい
おつかれさま

ではもう一度同じ日を体験してみよう
同じことが起こるが
あなたは知っているから
一寸先の不安を抱えていない

 

同じ日をもう一度生きてみる

気分の良い朝、ベッドから起きる
リビングで家族の機嫌が悪いことを
あなたは知っている
気の済むようにさせてあげた
「そういうときもあるね」

駅で女子高生が老人を誘導している
ただ誘導していた
そのごく自然な光景を
あなたもただ自然に眺めていた

「あれ?自分に関係ないのに
なんでこんなに嬉しいのだろう?」

作成中の書類にコーヒーがこぼれた
「オーケー、知ってたよ」
あなたはスルスルっと書類を作り直す

営業先のお客さんがあなたに怒鳴る
「そう、何かが足りなかったんだね」
「彼と私がうまくいく方法がきっとある」

カフェで大混雑
スマホの電波が悪いから
辺りを眺めてみた
いつもはなんとなく後ろめたくて
顔を上げられなかった

自分と同じ時間、
同じ場所にいる人たち
笑い合う人々
パソコンを開いてる人
てんてこ舞いのバイトくん

「日頃気にもしなかったけど
このタイミングってなんだろう?」

外に出ると突然の大雨
あなたは空を見上げた
「雨が降る‥、そういやこれって何だろう?」
「ああ、濡れたらいいじゃん」

上司がチョコレートをくれた
「多くの人の手をチョコは渡ってきたんだな」
「でも本当に『渡ってきたもの』って何だろう?」

 

はい
おつかれさま

 

そこにあるもの

あなたはいつも不安を抱えている
「これはどうなるのだろう?」
「なんでこうなのだろう?」
そのように未来をいつも気にしている

だからそこで起きている本当のことが
見えていない
そこで起きているのは
いつも素晴らしいものばかりだった

「それが過ぎていくってわかってたら
自分だって余裕で対処してますよ」
あなたはそのように言う

過ぎていくとわかっていたら、だって?

そう
すべては過ぎていく

ならばいまそこでも
わかることができるのではないかね?

あなたの世界は不幸などではない
世界はいつもあるがままにそこにある
それを不幸にしているのは
あなた自身だ

初対面の人に構える必要はあるかい?
彼は彼女は
あなたに会うことを知っていた
その堂々とした姿
その自然さ
優雅さ

世界に恐れはないのだ
だって彼らは
二度目の今日のあなたと同じ
あるがままに存在しているからだ

ただあなただけが
恐れているのだよ

いまその瞬間に在りなさい
いまだけを楽しみなさい

 

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コメント・質疑応答

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  1. より:

    「一寸先の不安」は幻想であることが分かりますね。

    • 自分 -涅槃- より:

      竹さん

      人は思いの中で生きている
      だが「思い」を外してみれば
      とても素晴らしいところにいることが判明するのだよ

  2. 困ったさん より:

    自分さん、このまえはお返事ありがとうございました。まだ人のためのことが出来ておりません。
    何が出来るのだろうと深く考えてるわけでなく、単に面倒くさい。今日は、帰ったら掃除してやろうとかレジの定員さんに優しくしようと思うのは思うんですがなかなか実行に移せません。

    レジに並んでも先に混んでるとイラっと。母にイラつきはなく掃除しといてやろうと思っても面倒くさい。こちらが勝ちます。でも何かやってみて必ず御報告させていただきますね。
    アドバイスに深く感謝しております。自分さんが毎日、最高に楽しくあれますように。

    • 自分 -涅槃- より:

      困ったさん

      ありがとう
      あなたから光があふれ出すことを
      ここで待っているよ

      さて、前回の続きをしよう

      いいかい
      あなたの触れ合うものは
      すべてあなたなのだ

      あなたが拒めば
      当然、相手も拒む
      なぜなら
      相手もあなただからだよ

      自分の顔をひっぱたいてみなさい
      痛いだろう

      それと同じだよ

  3. 爽やかハンサム より:

    結局の所、価値判断と思考を外して、あるがままに観るだけなのでしょうね。
    それしかないから。

    でも、ごちゃごちゃ付け過ぎてしまう私。
    そして恐怖している私。
    珍ぷれ~。

    今日、こんな事を思いました。

    「それ」が「幻想の世界」を創っている。

    その中にいる「私のボディ」。
    それを使って体験している「私」。

    体験するとは、「幻想の世界」を一時止めるという事。

    見たら 見える。
    見たら そこにある。

    でも、いつも同じところで止めてしまっている「私」。

    だから代わり映えのしない繰り返しばかり。

    じゃあ、止めたいところで止めればよい。
    いつもと違う所で止めればよい。

    それが出来ると「なんだ これ」が起きる。

    「それ」は、「わたしの好きな所を好きなように見て」と言っている。

    • 自分 -涅槃- より:

      爽やかハンサムさん

      たとえば誰かがあなたに話しかけているとき
      それは自分が話しているのだと
      心の目で観てみなさい

      何かを触っているとき
      それは自分が触られているのだと
      心の目で観てみなさい

      そういうことが
      本来の状態なのだ

      だが人は
      誰かが話している、
      何かを触れている、
      そのように錯覚している

  4. 爽やかハンサム より:

    悟りとは
    普通に世界を生きるということだ

    つまり人類は
    まったく普通に生きていないということ

    蟻のように
    蝶のように

    花のように
    木のように

    さっき、
    これって、その通りだな。
    なんでこんな簡単な事が出来ないんだろうって考えていて、
    「花のように生きる、花のように生きる」ってやっていたら、

    また「それらしい感覚」がやってきました。

    先の事はどうでもいい。ではなく、
    明け渡し。でもない。
    まな板の上の鯉でもない。

    いたって普通。 穏やかさ。
    そこに浸かっている感じ。
    何もしようがない安心感。

    これしかないやん。って感じ。

    これって恐怖の先にあるものだと思いました。
    恐怖が残っていたら無理だな と思いました。

    • 自分 -涅槃- より:

      爽やかハンサムさん

      いや恐怖も恐怖だ
      そこにあるもの

      夜は夜
      火は火

      白は「白い」

      いまは、いま

      わたしはわたし

      悟りなさい

      わたしはわたし

コメント・質疑応答

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