旅先ではじまる恋
現代人の多くは
「何かをしなければならない」と
常々思っている
そのように思わせる社会であるからね
毎日の予定に追われて
一息ついたときも広告やメディアに
惹きつけられる
スマホを触ったり雑誌をめくったり
頭のなかは思考が洪水のようだったり
つまり
「何もしない」ということができない
そうした習慣のおかげで
静かで波風のない心になることを
恐れているかのように生きている
次の休みは何をしようかとか
旅先の恋を期待していたりもする
まるでそうでなければならないかのように
それがなければ人生が失敗しているかの如く
いつも急かされ続けているわけだ
だがそれは結局のところ
焦りと欠乏に迫られているだけでしかない
だからその時は何かで埋めたとしても
人生を振り返ったときに
「何だかいつも不満足だった」
という記憶しか残らないのである
じゃあ「何もしないこと」が
最良なのかといえば違う
Notes あるがまま, いまここ, 世界を変える, 心, 生き方, 自由, 豊かさ