切ない世界、永遠の世界

自分の子どもが抱える問題について
相談をたくさんもらう

たとえばいじめ被害や不登校
または暴力的な事件をおこしたり
ケースは様々ある

いくらあなたが説得しても
まだ本人の世界観が狭くて
自立的な思考が備わっていないゆえ
綺麗事にしか聞こえていないだろう

それは大人の多くも同じだがね

人間は「人の間」と書くように
関係性として存在する

どこかの店に入れば
あなたは瞬時に客を演じている
そして店のエプロンをつけた相手に
客らしい話し方をする

警察官に突然呼び止められて
あなたが振り向くとき
すでに「人-間ゲーム」はスタートしている

あなたはさっきまでとは違う
緊張した「自分」を演じている

つまり「関係」が先にあるわけであり
個人というのは
そのための要素でしかない

「自分」はそこにある環境によって
生じている幻想でしかない

それは私もそうだ

この暮らしや仕事があって
また何かを好んでいるにしろ
その環境があるからこそ好むわけである

いつものコーヒー豆を挽いて
深みのある香りが書斎に漂う
エラ・メイがビートを効かせて流れている

仕事や知人とのスケジュールをチェックする
出先での書店や雑貨店で必要なものを
タスクリストにいれておく

いったい私は誰なのか

知らないものを知ることはできない
知っているものしか存在しない

それは言いかえれば
知った世界によって「自分」は
出現しているということ

つまり私が接触している
この世界の方こそが自分なのだ

だから問題を”抱えている”ならば
その問題を解決することはできない

問題を抱えている自分が存在するには
問題がそこになければならないからだ

だから何かが解決したというとき
それは新しい世界に
「移動した」ということにある

問題に悩んでいた
古い自分をやめたのだ

解決とはそれを「やめた」だけであり
そして新しい自分を「はじめた」だけ

この世はこうした原理にあることを
頭にいれておこう

 

1.

子どもが抱える問題に戻すけども
彼らの「いまある自分」を形成しているもの
それをすべて変更しなければならない

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