向き不向き
何かを目指そうとしたけども
みんなのようにはなれず挫折する
どんなに勉強して練習して努力しても
うまくいかない
自分よりも素養や物理的な環境が
劣っているはずの人さえ
遥か上のレベルで見事にやっていたりする
「どうしてなのだろう?」と自らを観察してみれば
そのことをやろうとしてるとき
どこか及び腰で
頭のなかも常に混乱してることに気づく
それに対してみんなは自信に溢れてるようにみえる
明晰な思考で物事をシャープに捉えている
だから判断や選択を誤ることがほとんどなく
それが結果の違いを生んでいることがわかる
するともうこれは自分の気質や性格の問題なのだ
それが災いしてるから
どんなに努力しても環境を整えてもうまくいかないんだ
そしてずっとあった「違和感」はそれだったんだ
なんど心の訓練をしようともその違和感は消えず
そしてようやく
「これは自分には向いてないんだ」と悟ることになる
私たちが”挫折”に至るパターンは大体こんな感じで
己の目の前に立ち塞ぐ問題を解消するために
自己肯定しながら自らの背中を押していたが
真の問題が実は自分の固有の何かだと気づいたとき
もっといえば
うまくいかない元凶は己そのものなのだと知ったとき
底なしの敗北感に浸されるわけだ
自分がダメなのではない
もちろん向き不向きはある
だがその理解だけだと
「自分はダメなんだ」となるしかないだろう
自らの背中を押していた自己肯定が
自己否定に変わり
結局自分の都合のいいように世界をみていただけ
そしてその幻のために
多大な時間や出費を重ねてしまったとなる
だから敗北感だけでなく
虚しい後悔とのダブルパンチを浴びせられて
なかなか立ち直れなくなる
だけどもそういうときは
さらに深く観察してみなければならない
たしかにそれはあなたに向いてなかったのかもしれない
だが「向いてなかった」とはどういうことだろう?
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