結果ではなく原因の領域に働きかける

すべてがあなたのなかで起きているということ、その意味をまず理解する必要がある。

つまり身近な人が辛い状態にあるとき、あなたは「己が創り出した辛い人」をどうしたら癒してやることができるのだろう?

あなたに何ができるのか。むしろ何かをしようとすることが、何もできていないということだ。その企てそのものが、その対象である「辛さ」を表現し続けるのだからね。

だから視点をひっくり返さなければならない。つまり辛いのはその人ではなく、あなたなのだ。そこに気づかなければならない。

「あなたの辛さ」が他者の姿を借りて、己の世界のなかに描かれていることに気づかなければならないわけだね。

じゃあどうしたら「その人の辛さ(己の辛さ)」を消滅させることができるのか。

この”消滅”とは論理的な手段で片付けようとすることではない。それは先のとおり何かをしているつもりで何もできていないことになるからだ。実際この堂々巡りで「同じ現実」に閉じ込められ続ける。

ゆえに「何もせず」に消滅させなければならないわけだが、仏教ではこのことを成仏というのであって、煩悩を解脱して無上の悟りをひらくこと、つまりカルマを”空”に還元するということにある。

成仏のプロセスに大事なのは、そうだね、たとえば家族でも自然にでも感謝の気持ちが湧き起こってきて、それを真に伝えようとしているときに、何だか解き放たれた広大な領域に触れているような感覚があるならば、それがポイントとなる。

また、”空”というのは「己の現実」を生み出せる魔法のキャンバスのこと、心を感じている己自身もそのキャンバスに描かれた存在となる。

だが注意しなければならないのは

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