いまここに描かれている世界だけがある
間一髪で助かった
そんなときがあるね
たしかにその危険は避けられたわけで
私たちは自分の選択が正しかったと感じる
だがね
実は選択がどうだったのかではなくて
あなたはその選択を選ぶことになっていたんだ
“その意味”でいえば
あなたが「どんな選択をしたところで」
それは避けられていたことになる
そのときのあなたは
避けられる選択をかならず選んでいたからだ
それはまさに
間一髪で助かったいまここにいるあなたが
証明しているわけで
いつも話しているように
人生とは”現時点”という結果が
常に描かれているのであり
だから結果があってこそというより
そもそも結果(いまここ)しかないんだ
ここで普段の認識をひっくり返す必要がある
つまりこの「結果として描かれている世界」において
すべての過去が”同時に”含まれているが
この視座にあるとき
もはや原因と結果の法則は超えているだろう
つまり結果ですらない
そう、間一髪を逃れたという
いまここに描かれている世界において思い出される
あのときの自分の選択やあらゆるすべての過去は
まさにいま描かれている世界の”裏付け”としてのみ
存在することになる
だからそれとは逆に
まさかの災難に遭ったこともそうであって
「あの選択をしてなければ
こんなことにならなかったのに」
そう考えるがこれもまたそうじゃない
“なにを選択しても”
その災難に遭っていたんだね
なぜなら災難に遭遇している世界が
いまここに描かれているからだ
現実という夢
「じゃあ何を選んでも一緒なら
自分勝手な選択をしてもいいのか」
と考えているなら
それはこの話が読めていない
むしろそのように考えていること自体が
いま描かれている世界に含まれている過去
つまり本当はありもしない過去の自分によって
“必然”として浮かべられている思考だからにある
これもよくたとえることだけども
Notes あなたの正体, 世界を変える, 他者, 創造, 唯我独尊, 因縁生起, 悟り, 潜在意識, 現実, 神秘, 豊かさ
関連記事
- PREV
- "あなた"という歴史
- NEXT
- 魔王の城へ