現実を描き変える魔法のペン

音楽家や画家、作家、建築家、
その他いろんなアーティストがいるが
彼らが制作した作品を楽しむ人たちは

その作品の素晴らしさはもちろんのこと
「こんなふうに発想や表現が
自由に操れたならきっと楽しいだろうな」と
そのアーティスト自体にも憧れたりもする

たしかにアーティストは
その活動や制作に喜びを得ているけども

しかしその喜びが感じられるのは
己自身の発想や表現を自由に操ることからではなく
むしろ己自身から予期してなかったもの
見出されることによって満たされていたりする

つまりその人が”自分の力”を発揮することに
喜びがあるのではなくて
自分の力だけでやろうとすることは
かえってその湧き起きてくるものを遮ることになるわけだ

だからその人はいかに自分を解放して
その溢れ出る力に委ねられるかにあり
まさにそれがプロのアーティストだということにある

 

表現者

そもそもアーティストは芸術や美術を用いて
表現する者のことだが
いったい何を”表現”しているのだろう?

それは私たちのすぐそばにありながら
しかしそれが普段は
風景やメロディや愛の言葉としてみえているもの

つまりそうして表現される”以前のもの”を
改めて表現し直すのが彼らの仕事、
いや、彼らの”喜び”にある

ここ見落としてはならないのは
彼ら自身の姿やペンを握ったその手も
また思考や心に渦巻く感情さえも
「すでに表現されたものである」ということだ

すると彼らが創作をはじめるとき
「自らという表現された作品」を解放することは
まさに彼らが本当にやろうとしていることに
一致するわけでね

つまりこれから絵を描こうとするときに
すでに絵が描かれている紙に描いていくより
まだなにもない白紙に描いていくほうが
よりダイレクトな表現が実現するわけだ

 

あの楽しい時間

たとえば手紙を書くのが好きな人は
相手に向けて書いているなかで
はじめは想定してなかったことや
考えもしなかったことが
筆の進みのなかでどんどん生まれてくることに
喜びや楽しさを得ていたりする

自分の手はそのインスピレーションが
通過するためだけにあり

だから自分で書きながら
「へえ、こんな表現は面白いな」とか
「素敵な一文だな」と
他人事のように感心したりする

もちろん出来上がったすべてが
良いものばかりではない

あとで読み返してみたら
ちょっとこれはだめだなと訂正したりするが

しかしどんどん筆が進んでいったあの喜びとは
もはや文章の内容というより
自分の体が湧き起きてくるその行為の媒体として
委ねられていること自体にあったあるわけだ

これは恋人や仲間と
楽しい時間を過ごしているときもそうだね

次々と話題が飛び出して考えるよりも先に
素晴らしい応答をしてたりする

“そこにあるもの”が
心に障壁のないあなたを通じて
ピュアに表現されているんだ

 

人生はなにもしてないほどコントロールできる

つまりアーティストたちの創作活動と同じことが
あなたの日々のどのような瞬間にも起きている

ところが音楽家や作家がスランプに陥るときみたいに

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