事件の解決

推理小説の醍醐味は
最後の最後での「どんでん返し」を
楽しむことだったりするけども

これまで世界中の作家たちによって
いろんな方法が練られてきた

「まさかの意外な犯人」というのもそうだが
「意外な動機」というのもある

たとえばある連続殺人事件があって
その犠牲となっていく被害者の名前の頭文字が
まるで何かを指し示しているかのような
順序に従っていた

刑事はその異常な犯行の動機の謎を追求し
「きっと次は〇〇という名前の被害者が出てくる」と
犯人の先手を打とうとするが
どれもこれも外れてしまう

犯罪心理学や精神病理学の学者たちも
まったく犯人の意図が読めずにお手上げなわけだ

ところがちょっとしたことで犯人は捕まり
その連続殺人について問いただしてみると
なんと何の動機もなかったことが判明する

つまり刑事たちが解こうとしていた謎など
そもそもなかったんだ

というのは犯人が殺そうとしていたのは
実はその被害者のなかの一人だけであり
その犯行を誤魔化すために
何かを暗示しているかのように見せかけていた
というオチにある

 

それぞれの世界

ところでこの「どんでん返し」は
私たちの人生にとてもよく似ている

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