次に生まれてくるのもあなた

太古の人々が
夜空を見上げて気づいたのは
周期があるということだ

一周まわって元の場所に戻る

それをそのまま地上の世界に向けてみれば
大地も海も同じように
何度も何度もまわり続けている

たしかに見かけは徐々に変わる

ダーウィンはそれを進化といったけども
しかし彼のそれは”進歩”ではなかった

自然のままに変化した結果であり
より良くなったということではない

常にいまここにある環境に応じているかだけ
むしろ古い考えに縛られず
柔軟に応じることが大切なのだと
自然は教えてくれている

 

人間という迷子

さて、時計の針が一周するように
天体も季節も生き物も
同じことを繰り返している

太古の人々はそこに”永遠”をみた

その永遠のなかで
自然は少しずつ見かけが違っていくが
話したようにそれは以前と比較して
良い悪いというものではない

なぜなら自然に執着や囚われはないからだ

常にリアルタイムしかないのであって
過去を持たないということだね

つまりそれは
永遠とはリアルタイムないまであることを
示している

ところが私たち人間は過去に縛られているわけで
永遠とは違う次元を生きている

過ぎた記憶を現在に投影して
さらに現状から未来の計画を立てる

時計の針はずっと同じ場所で
回転しているだけなのに
人間は妄想のなかでどんどん遠くへ離れていく

それは母親のそばから離れた迷子のようなもので
そもそもの安心を忘れてしまい
いつも不安に迫られている様子にある

それゆえいろんなことを
自分で決定していかねばならない

もし永遠をここに感じているならば
自分で決定するものなど
ひとつもないとわかるのに

過去からの執着や体裁や期待なんかで
自分で決めずにはいられないわけだ

 

あなたは”自然に”変わる存在

だがそんな私たちの日常も
やはり永遠のサイクルが垣間見えていたりする

たとえば悪意はかならず返ってくるとか
そうした宇宙の法則とよばれるものは
結局のところ
ダーウィンの”進化的”な回帰だといえる

そう、進歩ではなく
その時々の環境が現れるわけで
つまりマイナスの思考や感情を放てば
だんだんそれが土台となっていくということだ

ここで重要なのは
以前より良いとか悪いとか
そうした比較できるものではないということ

なぜなら
どれだけ過去の良かったころを思い出しても
それはいまここにはないからだ

つまりリアルタイムないまを変化させるには
時計の針が一巡するイメージを持たなければならない

すぐには変わらないけども
しかしかならず変わる

それは自然にあなた自身も変わっているんだ

 

“あなた”とは何者なのか

そしてこの時計の一巡は
より大きな神秘の扉を開くことになる

要するにこういうことだ

あなたが死んだら
次に生まれてくるのもあなただということ

この”あなた”がなにを意味するのかを
よく考えてみよう

あなたがしたことは

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