一日、一年、一生

人は生まれてから
幼年期、青年期、熟年期、老年期という感じで
成長の段階を表現したりするけども

それはたとえば
季節の変化にも同じように重ねられる

春はまさに芽生えと成長のはじまりであり
夏はあらゆる生命が元気に活動し
秋の大地は収穫の総決算を迎えて
そして冬はペースがゆっくりになって
動物たちは一年の喜びを思い浮かべながら
幸せな眠りに入りはじめる

実際に人間の一生を
季節の移り変わりとして見立てることが
最良のお手本となるわけで
充実した生涯を歩んでいくようになる

その観点からいえばいまの時代は
そのような自然でありのままの幸福を享受する
「自然のサイクル」に沿ったものではなく
社会によって規定された
「人工のサイクル」に従わされるゆえ

青年は自由に活動できず
老年になってもくつろぐことができない

生きにくい世の中もあるだろうけども
しかし自らの欲求のために
自然のサイクルから外れていることが
最大の要因にある

もちろんそれは生きにくい世の中だからこそ
どうにか自分で解消しながら進めた結果でもあり
だからこれからは
なるべく自然のサイクルから外れない方法を
見出す必要がある

 

朝の大切さ

たとえば上で生涯を季節に置き換えたように

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