人恋しい帰り道
夜の帰り道には
たくさんの窓に明かりが灯っているが
人恋しいときは
それがとても温かく思えたりする
そうだね
その明かりはただの光じゃない
その窓の向こうで
生命が活動してる証しであり
そして不思議なことに
顔も知らない人の明かりなのに
なぜだか親しみを覚えたりする
まるで懐かしい友人がそこにいるように
離れてしまった何かを思い出しているように
街のあちこちで灯る光をぼんやり眺めては
なんとも言えない気持ちになるわけだが
しかし親しみがあるのに
話しかけることもできないわけで
そんなもどかしさゆえに
余計に寂しさが膨らんでしまって
自分だけが仲間はずれの気分になる
人恋しいときの帰り道を書いてみれば
こんなところだろう
光のなかへ
さてそんな寂しさに包まれてるときは
自分の部屋の明かりを着けたままで
出かけてみるといい
そうして夜の帰り道で
自分の窓に明かりが灯ってるのをみたとき
Notes ワンネス, 不幸をやめる, 他者, 安心, 心, 愛, 感謝, 生き方, 神秘, 観照
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