幸せな楽園ではすべてがありのまま

昔からよく言われるように
安定した生き方の基本にあるのは

“自分”を大きくみせず
小さくもみせないことにある

たとえば友人や意中の相手や
会社の上司なんかと話しているとき
その会話にあなたは自分のアピールを
よく挟み込むかもしれない

「自分はこんなことも知ってる」とか
「あなたの言ってることを
自分はよくわかっています」とかだね

もちろん何かを知ってることや
相手を理解することが悪いわけではない

そうではなく
その言動の根底に卑しい気持ちが
差し込まれていないかということだ

たとえそれがさりげないものであっても
その意図が含まれている時点で
相手に認められようとする魂胆があり
つまり自分を大きくみせようとしている

ところがその魂胆は
相手の評価によって満たされるわけで
己の不安や空虚の解消は
相手への依存にかかっていることになる

それは自らではどうすることもできず
常に振り回され続けることになるだろう

まさにそれは”苦しい人生”の典型にある
人生を自らで
平穏にも自由にもできないのだからね

そして最大のポイントは
はじめに大きく見せようとしたことが
その後もずっと尾を引くことになる
ということ

最初に良い格好をしたばかりに
後に引けなくなるわけだ

SNSやママ友同士の見栄の張り合いで
金銭やプライドの維持に苦しくなってきたり
赤の他人とのささいな口論で
面倒なことに発展してしまったり

自分を大きくみせようとしたことの罰は
必ず背負うことになる

 

“他人”の人生を生きない

逆に風当たりを気にしたり
相手や状況に恐れて
小さな自分のふりをすることも同じ

相手を立てるつもりで
「おバカなふり」をしたおかげで
その惨めさにつきまとわれることになる

なぜならあなたはバカではないからだ

しかし一度その癖がついてしまうと
毎回頭を抱えることになるだろう

だいたいこんな感じだね

「自分は演じてるだけで
本当はそうでじゃない」

「だけども相手は自分のことを見下してる
相手の調子に合わせてあげてることに
どうして気づいてくれないのか」

「このまま勘違いされるままじゃ癪だ
どうにか汚名を晴らさなければならない」

これも結局は
相手に評価されて浮かばれようとする
心の貧困さがその発端にあったからであって

やがてその汚名とやらを晴らすために
自己アピールをするようになる

つまり大きくみせるも小さくみせるも
同じことをしているんだ

 

よってアピールにしても恐れにしても
相手の目に映る自分を生きているからにあるけども
それはあなたの人生ではなく”相手”の人生だろう

あなたは自らの人生を犠牲にして
他人の人生の”演出物”としての努力を
延々と続けているにすぎない

だから実りある人生を歩むには
自分を大きくも小さくもしないこと

つまりせこいアピールをして
“あなたではない自分の姿”を
相手に認めてもらうことではなく

また怯えて縮こまってるふりをして
相手に見逃してもらうことでもない

そうではなく
なにもない自分」であるときにこそ
あなたの真の人生はそこに実現しているんだ

 

楽園の場所

しかしここで疑問があるかもしれない

「でも自分をどのようにも
アピールしないなんて
いったい何を楽しめというの?」

作り物の自分を生き続けているほど
その自分をやめようとするとき
すべてに対して無関心で無目的な
そんな空しい空間に放り出された気分となる

だがそうじゃないんだ

実際に一切の”自分”をやめて
(他者に映る自分を意識するのをやめて)
仕事に励んだり誰かと関わってみるといい

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  1. Miwa より:
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