動揺しても少し待ってみる
理論書や学術書の冒頭には
「序文」が書かれてある
その本がどんなことを問題にしているのか
そして著者がどのように
その問題を捉えようとしているのか
つまり本の趣旨が
一番はじめに記されているわけだ
しかしよく言われることだけども
序文は本をすべて書き終えてから
一番最後に書かれることが多い
パスカルもこのように言っていた
「作品を書き終えたときにはじめて
最初に何を置くべきかがわかる」
だがこの名言は
“人生そのもの”を暗喩したものだ
1
さて、私たちはいましていることが
一体なんであるのかを
本当の意味で知ることができない
確かに出社のために朝起きて
生活のために働いているつもりでいる
もちろん遅刻したら怒られるし
給料をもらわないと
食べていけないからだろう
しかし本当にそのために
その毎日の活動があるのだろうか?
期日通りに支払いをすることのために
わざわざこの世に生を受けたのだろうか?
2
今日に至るまでの日々の意味は
今日だからこそ知るのだけども
だがしばらくすれば
これまでそうだと思っていた日々の意味は
また違ったものになっている
つまり人生の意味とは
「物事からは確定しない」ということだ
それゆえにいまの現状だけをみて
自分は不幸だとか
自分はもう破滅だとか
そう思い込んで
人生の可能性を狭めるのは早計だといえる
Notes ネガティブ, マインド, 世界を変える, 創造, 幸せになる, 生きる意味, 観念
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