幸福な仕事

どこかに勤めるのが嫌で
なにか自分で商売をはじめたい

そんな相談がいくつかきているので
業種ごとの話は
専門情報を参考にしてもらうとして
私なりのアドバイスをしておくよ

まず「なぜ自分ではじめたいのか」
明確にしておく必要がある

それは他人や物事に追い詰められて
なにかをさせられているような人生から
解放されたいからだろう

これを忘れてはならない

いくら自営をはじめて
仮に規模が大きくなって
大きなお金が動くようになっても

結局そうして”他因”で動いてるならば
勤めていたときのほうが楽だったとなるからだ

会社帰りの人達がわいわいしてるのをみて
羨ましいな戻りたいなと
切実に思う経営者は実際多いからね

それは事業や経営が
自らを動因としていないからであり
そうして羨ましがる”望み”さえも
外でぶら下がるものを
欲しがっている様子にある

そうなると結局のところ
節税だとかなんだとか理由をつけて
“その時々の不足感”を埋めることだけに走り
やがて破綻することになる

その根本的な敗因は
どこにも”自因”がなかったからだ

だからこそ
そもそもなぜ自分でなにかをはじめたのかを
いつも忘れないでおかなければならない

──

他人や物事に追い詰められて
なにかをさせられているような人生から
解放されたい

──

それは他因ではなく
自因で生きていたいということだからね

だがこうして明確なポリシーを
見出しているならば別に起業しなくても
いまの勤め先や環境でも
取り組み方はがらりと変わるもので

つまり”見かけ”が違うだけで
幸せな人生の秘訣は同じだということ
まずはそれを頭に入れておこう

 

壁は己を守るもの?閉じ込めるもの?

さて自分で商売をはじめるとき
もちろんその業種や業態といった
基本的な形式はあれども

それでもあなたが自らはじめるならば
その職業は〇〇業ではなく
「あなた自身」という
“独自の業種としての意識”を持っていることだ

名刺や職業欄に「私そのもの」と書けるぐらい
あなたはあなた自身を炸裂させなければならない

雑貨などの販売業や
イラストレーターなどの芸術家業
その他、飲食業にしても製造業にしても

そうした名目上の業種は
あくまで”あなた自身”を
炸裂させる手段としてあるのであって

その意味で技術を磨くことや
携わる仕事に深い関心を向けることは
それはその職業人としての防護壁、
つまり”自分を守るための壁”を
強固にするためではない

むしろ壁を破壊するためにある

「こうでなければならない」といった
既存の方法論や縛り付けられた思考からの
脱却のためであり
壁に幽閉された”自分自身”を
解放するために壁を破壊するんだ

たとえば多くの人が陥ることだが
自分で商売をしていると

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