神の世界

いつも気にならないことも
今日はなぜか気になってしまう
ちょっとしたことでイライラする
逆にいつも気にしていたことが
今日はなぜか気にならない
人はそんなことを繰り返している

つまりネガティブとは
あなたが選んでいるのだ
そこに確固たるものとして
置いてあるものではない
あなたが重いことにしたり
軽いことにしたりしているのだよ

テレビでとある覚者が
「私は窓から見える山を消せる」と言った
それを聞いた女性はさっそくやってみた

「ずっと気になっていたあの山
あの山さえなければ
良い景色が広がるのに」
とね

ところが
どれだけ祈りを捧げても山は消えない
途方に暮れる
覚者を嘘つきだとする
なぜなら山は消えないからだ

それから数年後、同じ家で暮らしているが
彼女は結婚して子どもができて
毎日忙しいながらも
充実した日々を送っている
ただひとつだけ忘れているがね
彼女の中で
もう”山は消えている”ということを

さて今日は神様の話

神とはなにかといえば
いまそこにあるものすべてのことだ
そこで何が見える?何が聞こえる?
あなたがそこで感じられるものすべてが神だ
単一の何かではない

あなたはどこへ行こうがいつになろうが
常に神に包まれているということだよ

どんなに強固なエゴを持っている人ですら
死の間際に気が付く
ひたすら金儲けに走り
保身のために他人を蹴落とし
恨みを買ってまで城を築きあげた人ですら
最後の最後で気が付いてしまう

逆にいえばそれまで気が付かなかったから
いつも根拠のない欠乏感に襲われてきた
そうして最後にわかる
完全にわかる

人生でごく普通に見てきたものが
一体なんだったのかとね

冒頭の通り
あなたは神を価値判断し
そして選ぼうとする
違う風景が見たいからと
山を消そうと努力する

水中でバケツを沢山用意して
自分は100杯も持っているとしている
そのくだらなさがわかるかい

その場にあるもので充分なのだよ
多すぎることも少なすぎるということもない
そんな概念すら必要ない
そこにあるものだけで充分だ

いまそこにあるものだけで充分

神を感じろといえば
宗教的な印象を持つかもしれないが
あなたがいつも
神を感じられるようになれば
人生におけるガラクタが一気に崩壊する
背負っている重さ消えるのだ

何も死の間際まで
背負い続ける必要はない
たったいま荷物を下ろしなさい
人生が光りだすから

 


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