魂を身軽にする

遺産相続にはトラブルがつきもので
それは財産をできるだけ多く受け取りたいから
というだけでなく

それが負債だった場合や
また遺族で分割したときに
たとえば住んでた家を売却せねばならず
結果として不利益を被ってしまうような場合もあるからだ

もちろん負債の場合は
所定の手続きをすれば放棄できるが
それは親との他の思い出も失うことになる

だからといって曖昧な状態でいることは
“まだこの世に残されたあなた”にとって
よいことではないだろう

なんらかの決断をして
そうした過去との見切りをつけなければならない

たとえそれが負債を背負っていくことになっても
そうして”この世”の覚悟を決めたならば
“あの世”があなたを見守ってくれる

なぜなら”親”にとっても
それは解消せずに残してしまった種であり
すべてはこの”現世のあなた”に委ねられているからだ

 

あの世を感じる

さてこうした”相続”というのは
たとえば「昨日のあなた」からも
日々受け取られている様子にある

だがこの遺産は遺言ひとつなく残されるわけで
つまり今日のあなたは昨日のあなたの残したものを
財産管理人のように明確しなければならない

というのは今日をどんなにベストを尽くしても
なんだかすっきりしなかったりするのは
相続の手続きがちゃんと完了していないからだ

むしろ朝から体や心が冴えなくて
存分に生きられないことのほうが多いだろう

それは残されたものを解消できておらず
昨日のあなたがまだ成仏していないからにある

だから逆にいえば
朝から快調で物事も順調に運んだりして
不思議な力に支えられているように思うのは

古い魂が心置きなく成仏できたがゆえに
なにも背負っていない自然なあなたとして
今日を生きられているからであり

つまり”あの世”が見守ってくれるというのは
この世という苦の世界ではなく
あの世そのものを経験しているんだ

 

親は子へ、子は親へ

こうしてあなたが”あの世”を生きるとき
さまざまな幸運に恵まれるようになる

あなたからすれば
先祖に守られ導かれていると
感じたりするだろう

たしかにその通りであり
あなた自身が”あの世”であるがゆえに
この世という固定された法則の世界では
ありえない力を備えることになる

苦悩しなくても自然にどうにかなったり
必要なものは向こうから現れたりする

頻繁に新しい発見や出会いがあり
以前には思いつかなかった考えなんかも
啓示のように浮かんできたりする

あなたは親の”子”であって
つまりその遺産を正しく受け取るというのは
本当は”あなた”がずっと続いているという
紛れもない真実に気づいたということなんだ

 

相続の手続きが愛と奇跡を呼び覚ます

その”気づき”において
時間を隔てた自他の合一が起こる

たとえばイエスは2000年前の人だったが
仮に世代交代が平均20年だとして
(子孫を産んできた平均年齢が20歳として)
単純に計算してみれば
イエスはわずか100人ほどの親の世代にある

あなたに「ひいおばあちゃん」がいるなら
もうそれで3世代前だが
つまりイエスとあなたの間には
100人しかいないということだね

古い時代の結婚は
年齢が低かったから20歳にしてみたが
さらに25歳にすれば80人の隔てしかない

まして中世の日本や中国の禅師や聖人になれば
それこそ親戚やご近所さんの感覚により近くなる

教室で教えてくれていた先生と変わらない

こうしてイエスや釈迦を”身近”にみてみるとき
また彼らの弟子たちを感じてみるとき
もはや世代という隔てた数字は無効になるが
それは時間の幻想を見破ったということでもある

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