好きを集めるほど幸せになっていく

年の瀬だね

来年こそは新しい人生を歩みだそうと
胸を躍らせているかもしれない

ただここで問題となるのは
自分がなにをやりたいのかわからない
ということだ

何かを思いついても
それについて考えるほど
本当にそんなことがやりたいのか
わからなくなってくる

その理由を求めれば
別に大したものではないと思えてくるし
だがそうなると
新しい自分や新しい人生への
道標を見失ってしまう

というわけで
また同じ一年を過ごすことになる
刑期は一年延長される

ところですべてを知り尽くした王のように
あなたは民を見下ろしているが
自分はつまらないと思っていたことを
友人はそれを大いに楽しんでいる

どうしてだろう

どうしてみんなは楽しそうに
生きてるのだろう?

それとも実は自分と同じように
内心はつまらないと思って
楽しんでいるふりをしているだけかもしれない

それはそうかもしれないね

では人はただ気晴らしや
自分を誤魔化して生きていくしかないのか

それとも自分は
なにか大きな勘違いをしているのか

 

1.

人生に幸福を感じている人々は
別にお金がたくさんあるとか
時間が自由であるとかは関係がない

幸せそうなお金持ちがいるのは
逆のプロセスにある
すなわち幸せであるから
お金も流れているのだ

つまり何を手にしていても
何をやっていても
それらは幸福とは無関係にあるということ

確かに未知の何かを
これから知ろうとか
得ようとするときには躍動感がある

だが知ってしまえばもうおしまい
そうやって食い潰して
いくしかないのだろうか

でも幸せが永続している人たちや
世の中がどんどん発展していくこの流れは
いったいどういうことだろう

未知の何かを獲得し続けたり
これまでにない斬新なアイデアが
ひらめき続けたり
そんな奇跡的なことが
起こり続けているのだろうか

つまりあなたが新しい人生を歩むには
そうやって何らかの新しいものが
偶然現れ続けなければならないのだろうか

口を開けたまま縁や出会いを
待ち続けなければならないのだろうか

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