黄金の庭

私たちの人間の本性として
「これで十分だ」と思える感覚が
とても乏しかったりする

人工的な豊かさが無尽蔵な現代では特にそうで
たとえばスマホひとつにしても
映像や音楽や欲しい情報が
とめどなく溢れ出てくるだろう

スマホを触ってたら
何時間も経過していたなんて
よくあることかもしれない

その歯止めを打てるのは
「もうこれで十分」という自制心だけ
要するに「必要なもの」を
自分で決められる意志が大切となるわけだが

ところがスマホから流れる情報の洪水に
自分にとっての必要なものが
どんどん移り変わってしまうという
パラドクスにはまるゆえ
どこで十分なのかが定まらなくなる

むしろどこまで進んでも十分にはならないゆえに
時間だけが過ぎていくことになる

そこから離れられるのは
自由な時間がすべて奪われた強制終了のときであり
すると何か大切なものを失ってしまったような
虚しい気分になるわけだ

 

持っていたものも失う

他のことでもそう
物欲や金銭欲、名誉欲はそれが顕著となる

何かを得ても

全文をお読みいただくにはご入会後にログインしてください。数千本の記事を自由にご覧いただけます。→ . またご入会や入会の詳しい内容はこちらから確認できます→ ご入会はこちらから


Notes , , , , , , , ,

コメント・質疑応答

  関連記事

-->