10年間をちゃんと10年分楽しんでみる
毎晩、同じ鏡の前であなたは思う
もうあれから1日経ったのか
でも今日1日あちこち行ったはずなのに
何をしていたのだろう
いろんな感情に振り回されながら
疲れ果てているというのに
まるで何もしてなかったみたいだ
かといえばすごく充実した日もある
それはだいたい
ずっと気がかりだったことが片づいた日だ
そしてそんな日のほうが
たくさんの出来事が実感できたように思う
だから結局は
心に引きずるものがあり続けると
何をしていてもどこか上の空なんだね
本を読んでも入ってこないし
人と接していても
心から打ち解けられない
そればかりか
ちょっとしたことで敏感になって
すぐ腹を立ててしまう
そんな1日を過ごしていたら
目の前にはいろんな風景が現れてるのに
どんよりした同じ気分を抱えてたままで
つまり何もしてなかった感覚だったり
1日があっという間に過ぎていくように思うのは
本当に”そのこと”しかしてなかったからなんだ
心に握ってるものを気にしていただけ
ということだね
生き方を変えると得をした気分になる
さてそんな様子を続けていたら
もしかしたら10年経っても
数ヶ月ぐらいしか生きていない感覚に
なるかもしれない
本当は10年分のいろんなドラマがあったのに
わずかな日数分しか
人生を体験してこなかったわけだ
お金に置き換えてみたらわかりやすいね
たとえば1万円払っているのに
数百円分しか物を買っていないようなもの
だからそうしてみれば
“人生の体験”というのは
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