夏空を舞う蝶のように
同じことをしてるはずなのに
背景が変われば
まるで違うことをしてるようになる
まして以前は魅力に溢れていたことが
いまや醜悪なものになったりするわけで
それでも自分は
以前の成果を確信してるがゆえに
悪いままをやり続けてしまう
もちろんその逆もあるがね
そうして仲間内で職場でも
そして年月とともに
変化していく人生においても
華が毒になったり
毒が華になったりするわけだが
つまり対人関係であれ生活上のことであれ
人生で何か理不尽を感じるとき
その大体のところは
変化している世界に素直に応じれていないことが
根っこにあったりするんだ
だから理不尽の原因は
「自分は何も悪いことはしてないのに」と言ってる
その自分だったりするわけで
ところがそんな自分からすれば
変化していく世界に素直に応じろということさえ
なんだか理不尽に思えたりするだろう
だがまさにその意固地な思いこそが
人生に理不尽を感じる根源なんだ
捨て去るべきもの
わかりやすい例なら
ライブハウスで華のあったバンドが
大きなホールに出ると
まったくだめだったりすることがよくある
同じような立ち振る舞いをしてるのに
華を咲かせるどころか
滑稽な集団にしかみえない
当然本人たちもその違和感に気づいているが
まさにそこが分かれ道となる
つまり何かを変えなきゃならないが
「これまでそれでやってきた」という
自負もあるわけで
もちろんライブハウスに戻るならば
それでいいかもしれないが
しかしいずれは会場の大きさだけでなく
時代や年月の変化で
同じ岐路に立たされるだろう
ゆえによくあることだけども
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