明るい朝
たとえば白くて静かな朝の風景
家族となんでもないような会話をして
いつもの支度をして
いつものご飯をたべて
だけども
そんな変わり映えのしない光景こそ
あなたがこの世を去るとき
生まれてきてよかったと
心底思える唯一の宝物なんだ
1
つまり日頃は人に優しくなれず
いまここにある光景を大切にできずにいる
それは先の不安に
いつも取り憑かれているからだね
どうにかしなければ
このまま破滅してしまうとか
嫌な思いをし続けなければならないとか
そんな焦りが「いま」を蔑ろにしてしまう
しかし結局のところは
どうしてあのとき
もっと優しくしてやれなかったのだろうとか
他のことを気にせず
毎日を思うままに楽んでればよかったとか
そんな具合で後悔することになる
なぜかといえば
物事は神に定められているかのように
自然になるようになっていくからだ
2
だから後悔ばかりの人生かもしれない
そんななかで
ときに何かを見たり聞いたりして
感動したりするのは
とてもシンプルなことを
(つまりいまここにしかないものを)
純粋に突きつけられるからだろう
じゃあもしあなたが
“神様”に人生を丸投げして
Notes タオ, 不幸をやめる, 充実感, 奇跡, 存在, 循環, 悟り, 感謝, 楽しむ, 生き方, 神, 神秘, 観照, 豊かさ
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