自由な人生の柱となるもの

損得にこだわったり
それゆえに自己保身ばかりに走って
人と信頼を結べなかったり
また将来を不安視したりするのもそうだが

こうした打算的なあり方は
「科学的な思考」と呼ぶことができる

この”科学的”という言葉は
理科や物理に限ったことではなくて

大いなる流れ(=自然)に
ある小さな枠組みを与えて
その枠組みのなかだけを
体系的にまとめることにある

だからその意味では
たしかに科学は魔術と変わらない

なぜなら与えた枠組みのなかに
ひとつの世界ができるのだからね

野球もそうだし経済もそうだ
“自然”にはそんなものはなかった

だが自然という”動き”の源をつかって
それらの形象が認識上に生まれたわけで
もちろんあらゆる学問や専門分野
そしてあなたの日常も同様に
科学的な構造で成り立ってる

働いたお金で生活費を支払い
より良い暮らしを目標にしたり
事あるごとに内祝いをしなければならない

それらもある枠組みを作って
そのなかでの整合や均衡を保っているんだ

 

1

ところでいまの時代において
物事が正当かどうかを判断するのに
科学的かどうかという基準が大きく占めている

「これには科学的根拠があります」なんて
あちこちで言われる文言だが
しかしその科学的根拠とやらは
常にころころ変わってしまうわけで
以前は絶対とされていたものが
まったくの真反対になったりもする

それは当然のことで
そもそも科学というのは
つかみどころのない巨大な流れのなかに
「枠組み」を与えることから始まっているからだ

それが野球などのように
それ自体で完結しているものならいいが
枠組みを与え
さらにそのなかで探求を続けるような場合
その探求はやがて
枠組み自体を逸脱してしまうことになる

するとある分野はもうその分野内では
説明がつかないことになってしまうわけだ

これをあなたの現実に置き換えてみよう

いま”絶対”だと思っていること
人間関係や将来の展望がそうだが

たしかにその枠組みに収まっていて
そのなかでの正当性を求める限りは
それは絶対のものだろう

だがその枠組み自体を問うとき
それは絶対のものではなくなるんだ

実際のところ
“科学”は時代ごとに転覆されてきた

むしろ科学が転覆されたときに
時代が変化したともいえる

あなたの人生に重ねてみれば
まさに人生の転機とは
これまでの”当たり前”が
そうではなくなったときのことなんだ

 

2

しかしそうなると
生きていく上でなにを基盤にすれば
いいのだろう?

現実は単に枠組みを与えたものであるだけで
それ自体は安定した基盤にはならない

この解決に到達するには
まず科学という枠組みが
なにに依拠しているかを検証する必要がある

あまり難しくしないでいえば
結局科学というのは

目で見えるもの
耳で聞こえるもの
舌や鼻や肌で読み取れるもの

そうした”肉体的な五感”に
従っているものだけを基準にしている

だがあなたの人生は本当に
五感で受け取るものだけだろうか?

そうじゃないね

心から舞い上がったり
想像力を働かせたり
ときに霊的ななにかを感じたりもする

それらは五感を超えたものであり
目には見えず
耳には聞こえず
舌や鼻や肌だけでは得られないものだ

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  1. Noppo より:
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