幸せにするべきもの

身近な人でも
名前の知れた有名人でもいいが

富や地位を得ているけども
「なんだかつまらない人生だな」と
思える人がいたりしないかな

ママ友メンバーや
ネットでみかける成金の実業家なんかに
いたりするかもしれないね

たしかにその人は
いろんな自慢話を持っている
あなたが欲しいものを持っていたり
やってみたかったことを
もう経験していたりする

それは羨ましいには違いはないが
ところが
「あの人のようにはなりたくないな」と
思うわけだ

 

宝物

さてどうしてその人が
くだらなくみえるのかといえば

それは自分の欲望の解消ばかりに
人生が始終しているからだろう

そのように捉えなおしてみれば
他にもたくさん周りにみつけることが
できるかもしれない

もちろん欲しいものを手に入れたり
やってみたかったことが実現するのは
素晴らしいことだ

だけどもそれらが
単に自我を満たすだけの手段にしかならないとき
この世のどんな宝物であれ
腐敗臭を帯びてしまう

やがてその淀んだ臭いが
その人自身から漂うようになる

あなたはそれをその人に感じるわけだ

 

大きな流れと共に

流れる水は腐らないという
ことわざがあるけども

この流れるというのは
心のあり方を表している

たとえば仕事や家庭内のことにしても
自分ひとりの損得や気分を軸にするのではなく
みんなでひとつの活動や文化があるのだと
自らの意識を拡大してみるとき
あなたは流れのなかで沈殿したものではなくなる

間違えてはならないのは
自らを抑えつけて我慢するという話ではなく
そんな心のあり方もまた腐り果ててしまう

そもそも自らを抑えて我慢しようと
考えなければならない時点で
すでにこの世が腐敗してみえている
ということだね

そのように”自分”という
心に棲みつく何かをいつも観察していることだ

 

幸せにするべきもの

ポイントは
自我の欲求を満たすだけの毎日は
虚しい人生になるということであり
どれだけの富や地位を得ても
満足は得たその瞬間だけとなる

だから手を伸ばし続けることになるが
それは振り返ってみたとき
中身のないつまらない人生でしかない

つまり”人生そのものを満たすもの”には
まったく触れてなかったのだとわかる

人生そのものを満たすもの

それに触れるには
“この世”を大切にすることからはじまる

幸福を奪い取るために
この世があるのではなく

そばにいてくれる人や
いつも世話になってる店があること
いろんな物事が目の前にあること

その驚きと感謝を常に忘れず
そして”あなたのこの世”を幸せにする手伝い
するときにこそ
人生は本当に幸せになるんだ

たとえば夫や妻に対して
自分ばかりが苦労して
理不尽だと責め立てるのではなく

相手がどうであれ
その人をただ幸せにしてやろうとするとき
それはあなた自身の充実となるんだよ

 

生きてる実感をみつける

この世を幸せにするのに
金持ちであるとか貧乏であるとか
既婚者か未婚者であるかとか
どんな経歴や職種に就いてるかなどといった
己の状況はまったく関係がない

どんな人であれ
この世はその目の前にあり
いつもここにあるからだ

というわけで
夜ベッドで眠りに入るまえに
今日がどんな1日だったか思い出してみよう

他人に自慢できるものを手に入れたし
自分の主張を相手に思い知らせることができた
怒りや苛立ちを誰かにぶつけることができた
たしかにそれですっきりはした

だがくだらない1日だった

そう感じるならば
じゃあ明日はどうすれば
虚しくもなく
くだらなくもない
実りある1日となるだろうか

生きてる意味を感じられて
それがずっと思い出として残るような
美しい日をみつけることができるだろうか

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