さかなの涙
悲しんでいる人をみると心が痛む
なにか手伝えることはないか
そんな気持ちに駆られる
あなたがそう思える人ならば
それはその涙を通じて
大きな何かを感じているからだ
そうした損得を超えた”使命感”というのは
そこから己の意志や行為を
通じて湧き起きてくるものでね
そのとき人はもう”人間”ではなく
大きな何かに遣わされたもの
すなわち天使にある
さかなの涙
だが天使はなぜ救おうとするのか
たとえば
“水のなか”で暮らす魚たちの
悲しみに暮れる涙をみることはできない
これは寓話風の比喩だが
もしその涙をみたとき
私たちはある重大な事実に気づくことになる
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