クオリティオブライフ
「幸せはこうであるもの」だとか
「こうあってこそ成功だ」とか
またあなたにとって
素敵な人、立派な人、すごい人、
そうした「良いもの」は
たぶん大多数の人と似たものだろう
むしろ大多数の人がそう言ってるからこそ
あなたも幸福や成功や人の価値は
そういうものでなければならないと
思っているかもしれない
だがそうなると
厄介な問題がつきまとうことになる
というのは
そうした「良いもの」と「あなた」は
決して一致しないからだ
これは誰でも同じであって
つまり世間一般の価値観を
良いものとしてしまうと
人生や自分がコンプレックス(=苦)となる
だからこそ
常に「良いもの」と重なり合えるように
追いかけ続けることになるわけで
幸せであろうとしたり成功を目指したり
また美にしろ徳にしろ
“価値ある人”であろうとする
たとえばどんな不精な人でも
外に出るときは服を選んだり
髪を整えたりするのは
世間一般の基準に
合致していなければならないという
頭があるからだろう
だがその人にとっては
そうして服や髪を触るのは
面倒で億劫なことでしかない
“豊かさ”を享受するために
もちろんそれは悪いことじゃない
何かを目指すことや
社会に足並みを合わせることは
「この世の豊かさ」を
享受していることであるからね
しかしそうして豊かさの享受を感じるには
決して「今日の服は素晴らしいね」と
褒めてもらうためにするのではなく
それをしていること自体を
楽しめてなければならないんだ
つまりその観点に立ったときに
幸せや成功を”本当に”つかむことができる
というのは大多数が標榜する価値観というのは
そうなることが目的なのではなくて
あくまでモデルケース(模範例)に
すぎないのであって
目を向けなければならないのは
どのケースにおいても
必ず「土台として敷かれているもの」にある
それは順序立って組み立てられている様であり
まとまりある仕組みとしてあるということだ
たとえば食べて働いて眠ることも
ひとつの体系であって
その循環において「生活」が現れる
もし過食を続けて倦怠がつきまとったり
不摂生や睡眠不足が続いたら
「生活」は安定しないものとなるだろう
だから安定した生活を営むためには
言いかえれば
生活という「豊かさ」を享受するためには
それなりの規律を自らに敷かなければならない
たしかに朝はちゃんと目覚めて
出社しなければならないし
日頃は暴飲暴食にならないように
常に注意を払う必要がある
だが「生活のため」にそれをしていると
人生は苦行でしかなくなってしまう
つまりそれらがスッと為されるためには
音の大きな目覚ましを用意するとか
冷蔵庫になにも入れないとか
そういう部分部分だけを抑制するのではなく
なぜ朝目覚められないのか
なぜ暴食してしまうのか
相互に絡み合っている要素を
“全体的”にみつめる視点が不可欠なんだ
“幸せ”を設計する
そうして「仕組み自体」を捉えるとき
それこそが苦の離脱であり
すべてが楽しいことに変わる
なぜなら水路さえちゃんと作れば
“水は何も考える必要なく”
ただそこを流れるだけでいいからだ
ストレスフリーな暮らし
少々のことがあっても
またすぐに回復することを知ってるわけで
何も案ずることはない
たとえば外から帰ってきて
服を椅子やソファに放り投げるのではなく
ちゃんとハンガーにかけておけば
椅子も好きなときに座れるし
出かけるときもさっと服を選ぶことができる
そんなの当たり前だと言うかもしれないが
しかし”この延長”に大資産家たちの暮らしがある
彼らはお金をいくら稼げるかに
躍起しているのではなく
仕組みそのものを作り上げる
お金は水路を流れる水であり
仕組みを維持しているうちに
高台にある高級邸宅で暮らしているようになる
つまり暮らしの質の向上や充実というのは
一点豪華主義的な思考とは真逆にあるんだ
その観点から部屋着やスリッパにしても
常に小綺麗を保てるように仕組みを作ってみよう
必要ならば安いものを
定期的に買い換えるといいだろうし
男性ならばバリカンを購入して
髪型を一定に保てるようにしてみよう
もちろんお金の力で
綺麗を保てという話ではない
そうではなく
呼吸のように「サイクル化」するんだ
そうであるときお金はむしろ
その支配的な力を失う
たとえば参考として私は2021年現在
いまだ6年前に買ったスマホ(iPhone6s)を
愛用しているが
今年の秋のiOSから未対応となってしまうので
そろそろ買い換える必要がある
だが次のスマホ代金として毎月1000円を
キャニスターに残していたゆえ
“無料”で新型に交換できることになる
この「当たり前の話」こそが
幸せの設計に一番大事なことなんだ
良好な人間関係もビジネスもひらめきも
シンプルな仕組みを保持している結果としてあり
あとはその”流量”によって
規模が変化しているにすぎない
そうして服装やインテリアを
システマティックにしたら
人生全般へとどんどん視野を広げていこう
仕事ならば毎日ちゃんとベストを尽くせること
そうであれるための工夫をしてみること
いつも話すように
利得だけを求めるのではなく
心の充実を第一において日々励んでみるといい
必ずそれは”循環”する
ただし「ドーピング」は
極力使わないように注意しておこう
たとえばカフェインやアルコール
ストレス発散のための無駄遣いもそうだね
すべては「仕組みのなか」で
回転していくわけであって
部分だけを補強しようとしてはならない
それをやると全体が崩れることになる
日ごろの仕事や理想の生活が
いかに”呼吸”のように維持されていくか
その設計をするんだ
まさにそれこそが真の人生設計といえるわけで
その全体的な基盤があってこそ
それらはドーピングではなく
純粋に”豊かさ”として嗜めるようになる
魂の構造
だからいいかい
生活のため、お金のため、地位や名誉のため
そのような「追いかける目的」のためではなく
目的が定められたからこそ”現れた道(水路)”を
楽しむことにあり
そしてここが大事だが”楽しむ”ためには
自分が人と違うということを
コンプレックスとして受け取るのではなく
Notes 世界を変える, 充実感, 創造, 幸せになる, 幸福, 生き方, 豊かさ, 願望実現
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