自分と他者

たとえば外を歩いるとき「周囲の目線を気にしている」のと「自分から周囲を見ていく姿勢にある」のとでは、心の状態が真逆にある。「自分見ているか」、「自分見ているか」の違いなんだけども、顕著なのは前者には「心の中に「自分」が出現している」ということだ。

「他者にこう思われているであろう」「他者にこう思われたい」という「自分」が中心となっている。「自分」を浮かべられる以上は他者の視線があるわけだから、つまり他者の存在が絶対的な力を握っている世界だといえる。

 

偽りの自分

ところでこの「自分」とは一体誰なのだろう?それは本当にあなた自身なのだろうか?そうではないことは明白だ。その心に居座っているのは良くも悪くも「他者の評価」なのであり、そしてそれはあなたがその他者ではない以上、完全な妄想である。

さらにそれは、本当に目の前にいる他者の姿が「まるでみえていない」ことを意味する。その人を見ているようでありながら、自分ばかりをみている。つまり世界が見えていない。自意識過剰の典型、つまりモテないタイプだ。言葉の表現が紛らわしいけども「意識的に在る」というのとは真逆の状態にあるわけだ。

こうした状態で生きていると人生が不安で覆い尽くされる。幽霊みたいな自分とその周辺しか見えていないのであり、まさに「闇のなかの手探りの様子」だからだ。これが仏教でいう無明、すなわち無意識に生きているということである。

 

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