新しい世界に住まうこと
同じ環境で生きていると
そこでの常識や考え方に染まる
それが人間というものだ
たとえばこれを読んで
「へえ、そうなのか」とか
「親と考え方ちがうのに?」とか
そのように考えていること自体が
すでに染められた考え方に従っている
人間とはこれまで自分が
見聞きしてきた「情報の殻」であり
外側を覆っているものだけをいう
つまり人間の中身は「人間」ではない
中にあるのは土から生まれた
自然の産物であり
それは動物や植物とかわらない
外側に塗り固められている層だけが
「人間」なのである
ゆえにあなたが死ぬときとは
思考がされなくなるだけのことであり
肉体はもとの地球に還されていく
いまもそうだ
地球の恵みを摂取して
呼気なり排泄なりで返している
それは「人間である」ことには関係がない
あるのは大地の循環であり
その循環の経路として
肉体という現象がここにあるにすぎない
だからまずは肉体としての自分と
思考としての自分は
「別のもの」として考える必要がある
ただしいつも話している通り
注意が必要なのは
肉体を肉体だと認識しているのは
「考えていること」によってである
では肉体でなければ
これはなんだろう?という疑問が浮かぶが
「ここにある本当の何か」は
私たちは知ることができない
肉体も大地も地球も
すべて人間が定義しているものであり
本当のその何かを認識した途端に
「人間の取り扱っているもの」となるからだ
手をみたときには
すでに手だと名付けられている
つまり「見たら見える」のだ
その「手」という記号からは
逃れることができない
つまり人間は「あるがままの世界」を
知ることは決してできない
永遠に言語の牢獄に
閉じ込められているのである
細胞の世界に心や思考はないが
まったく同じ場所にいるはずの私たちは
社会的な人間世界がある
だから全体的な視座でみるのか
それとも何かに尺度を合わせてみるのかで
そこで起きている「現実」は違う
それを頭に入れておこう
そうでなければ
すべてが矛盾していると感じられるからだ
その矛盾は「人間という尺度」で
別の現実世界をみれば
必ずそうなるようになっている
だがそうした矛盾があるからこそ
自分が固定された現実にいるのでは
ないことが明らかになってくる
今回はその話をしよう
現実はフィクションであるゆえに
新しいフィクションを自ら生み出して
それを信じる力の大事さについてだ
だがそのためには
ボディ、マインド、ソウルの関係を
しっかり理解しておく必要がある
それは細胞の世界のように
心や思考がない世界があるということを
知るということではなく
いま私たちがみているこの現実でさえも
「単にいまこのように見ているだけ」
だとわかるということである
1.
肉体は地球のサイクルに従っている
いわば「サイクルそのもの」だといえる
よって睡眠時間や食べものは
ナチュラル&リズムが重要となる
あまり難しく考える必要はなく
「地球に合わせればよい」ということだ
だが人間はいくらでも
地球のサイクルから外れることができる
よってどんどん健康を害していく
ここで矛盾がでてくる
肉体とは地球のサイクルの現象にすぎず
そして「人間」とはその現象を
人間世界に置き換えて
「後付け」で思考するだけなのであれば
どうして健康の阻害が起きるのか?
つまり「実は肉体は健康であるが
思考上で癌になったり大怪我をしているという
妄想を見ているだけなのか」
という見解だ
ここがスピリチュアルの
よくある「行き詰まり」となる
つまり「すべて幻想」ならば
この病も幻想だろうといって
苦痛に耐え忍ぶ道を選んでしまう
人間関係でもそうだね
だがそれは苦しむだけでしかない
するとそれじゃ宗教やスピリチュアルが
言っていることは転倒してしまう
つまり「どっちだ?」となるわけだ
だがね
それはどっちでもないのだよ
釈迦が苦行をやめたようにね
2.
このパラドクスを解くには
Notes あなたの世界, あるがまま, いまここ, ワンネス, 不幸をやめる, 世界を変える, 宇宙, 幸せになる, 循環, 心, 愛, 技法, 神秘, 自由, 苦悩, 豊かさ, 身体
関連記事
- PREV
- みんながいること
- NEXT
- すべては裏返しに起こる
コメント投稿の注意事項
以下をかならずお読みください。
・公序良俗に反する内容、品性に欠いた文章、その他、閲覧者に不快感を与えると判断された投稿は掲載不可の対象となりますのでご留意ください。コメント欄は常時多くの方が閲覧しておりますことをご理解の上投稿してください。
・会員記事のコメントはログインしないと表示されません。
・会員の方はユーザー名が入ってしまうので別名をこちらで申請してください。必須。
・追記などを投稿する時は自分の最初のコメントに返信してください。
・記事に無関係な投稿は禁止です。良識範囲でお願いします。
・ハンドル名が変わっても固有idに基づき本人の同一性が保たれます。
・対応の状況によりすべてのコメントに作者が返信できるものではありません。
・規定の文字数に満たない短文、英文のみは表示できません。また半角記号(スペースやクエスチョンマークなどの感嘆符)は文字化けなどのエラーになりますので使用しないでください。使われる場合は全角文字でご使用ください。
・他の利用者を勧誘や扇動する行為、誤解を与える表現、卑猥な表現、犯罪行為を正当化するコメントなどは禁止です。また全体の文脈の意図を汲み取らず言葉の端や表現に用いられた構成部分だけを抜き出してその箇所のみへの質疑や意見する投稿も当事者にも他の閲覧者にとっても無益となりますので禁止です。それら意図がなくても事務局でそのように判断された場合はその箇所を修正削除させて頂いたり、または掲載不可となりますので予めご了承ください。
・同一者の投稿は1日1〜2件程度(例外を除く)に制限させていただいております。連投分は削除させていただきます(コメント欄が同一者で埋まり独占的な利用になってしまうのを防止するためであり日を跨いだ投稿も調整させていただく場合があります)
・個人情報保護法により個人情報や会員情報に関する箇所が含まれている場合は該当箇所を削除させていただきます。
・投稿内容に敏感な方も多くいらっしゃいますので、暴力的な表現など他の利用者様へ影響を与えそうな文面はお控えください。
・意図的であるなしに関わらず、文章が途中で途絶えているものは掲載不可となります。もし誤って送信された場合は早めに追記として再投稿してください。
・マナーを守らない場合は規約違反となります。また他のユーザーや当事業部、作者への中傷や毀損と思われる言動は会員規約に則り強制退会および法的措置となりますのでご注意ください。
・投稿者による有料記事の大部分に渡る引用は禁止しております。
・スパム広告対策にセキュリティを設定しております。投稿後に承認待ちと表示される場合がありますがしばらくすると表示されます。また短時間の連続投稿はスパム投稿とみなされるため承認されません。時間をおいてください。
・コメントシステムはWordpressを利用しておりますので他でWordpressアカウント(Gravatar)を設定されている場合、アイコン画像がコメント欄に表示されます。会員登録されたメールアドレスで紐づきますので、もしアイコンを表示させたくない場合はお手数ですがこちらより涅槃の書の登録メールアドレスを変更してください。