寝顔

真夜中というのは
見慣れた友人の姿も身近な人も
神秘的にみえる

深夜の横断歩道を渡るとき
隣にいる彼や彼女の存在に
途方もない奥深さを感じたりする

信号機や道路標識
踏みつけたチラシにだってそう

静かな夜
街は眠ってる
月が己を照らしてる

あなたもそうならば
この”人間の日々”に
ありがとうと思えるはずだ

たしかになにかに期待したり
なにかで傷ついたり
いろんなことがあるけども

たとえどんな相手であれ
どんな出来事であれ

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