人生は結果である

今日のあなたが
これまでの記憶でできてるように

つまりこれまでしてきたことや
これまで思ってきたこと

そうした過去や経験の結果として
いまのあなたがここに現れている

そうした過去が「時間的な過去」なのか
それとも「いま描かれた過去」なのかは
この段階ではまだ置いておくけども

今日のあなたが
これまでの結果であることに違いはない

つまり人生とは”結果”であるわけだ

 

1

「人生は結果である」
このことはよく胸に刻んでおこう
大事なことだからね

だけども「人生は結果である」とは
結果を目指して生きろということではないから
注意しなければならない

そうではなくて
どう生きたかの結果であるということだ

一般に私たちは
結果を目指して生きている

幸せになりたい、もっと良くなりたい
そんな願いや欲望を叶えるために
未来の結果へ向かっているわけだが
そんな日々はひたすら慌ただしくて
常に追い詰められたものになってしまう

なぜなら結果に辿り着かなければ
人生は一度もはじまっていないからだ

そうなると
数えるだけの瞬間のためだけに
あなたは生まれてきたことになるね

むしろ
「そりゃそうですよ、なにがおかしいの?」なんて
時代に翻弄された返答をするかもしれない

もちろんいつも話しているように
何かを目標立てて
それに励むのは素晴らしいことだ

だがその結果にだけ囚われている限りは
「いま」は見失われて
情熱を注いでいるような生き方にはなれない

 

2

よって幸せな人生のあり方がみえてくる

前述したように
人生とは結果であるけども
それはどのように生きたかの結果であり

言いかえれば
いま目の前にあることと
どのように関わったかにある

人や動物に優しくできたり
なにかを真剣に取り組んだり

そうした日々の”結果”こそが
あなたの人生なんだ

つまり幸せになりたい、もっと良くなりたいと
追いかけるのではなく
それらは”結果的なもの”として留めておいて
「いま」をもっと自由に柔軟に生きてみること

たしかに人や動物に優しくしなくても
毎日は過ぎていくだろうし
家事や仕事なんかも
無気力に応じ続けることはできる

未来の結果をみているからこそ
道中のそれらは無意味にしか映らないだろう

もちろんやがては
そのずっと待望していた未来の結果とやらを
手にするかもしれないが

しかしそのときあなたが感じるのは
期待していたよりもなんだか虚しいということだ

そうした虚しさを幾度となく感じた末に
自らの愚かさに気づくことになる

それはわずかな意味あることのために
膨大に葬られた”無意味”なことにこそ
人生の本当の意味があったんだと悟るからにある

あの人とはもう会えないから
優しくしてやることができない

できたのになんでしなかったのか

しなかった理由はいまとなれば
まったく見当外れのものだった

買い物に出かけたときも
目当てのものばかりに気が向いて
その日の空がどんな美しさだったかも知らない

親切に応対してくれた店の人は
単に都合のよい相手でしかなく
その親切さの奥深くにある”神秘”を
まるで感じとれてなかった

また会社で「今日は不思議とすいすい捗るぞ」
という日があったとき
「よーし、ちゃっちゃと終わらせて
帰って部屋でゲームだ」なんて
せっかくの人生の充実を台無しにしてきた

しかし家に帰ってどうだったのか?
相変わらずの虚しい時間が過ぎただけじゃないかな

それは会社にしろ他のなにしろ
それらが人生を妨害するものという先入観が外れず
つまり目の前のことに
「どのように関わるか」という”自由”を
日頃から生きていないからなんだ

 

 

4

だから未来の結果を目指して
「いま」を蔑ろにするのではなくて
いまどう生きるか、いまどう接するかを
楽しみながら生きるとき
その”結果”はとても偉大なものとなる

いつ振り返ってみても
「よい人生だ」と誇らしい気持ちになるだろうし
生まれてきたことの喜びや感謝に満ちるだろう

そしてなにより重大なのは
つまりそうして未来を生きず
ひたすら「いま」と生を調和させていくとき
人生の光景や状況が大きく変化するということだ

いいかい、人生の光景が変わるというのは
「過去が変わる」ということにある

それは未来に縛られないとき
同時に過去に縛られていないからなんだけども
(未来とは過去を土台にした想定であるからね)

ここで冒頭で仄めかせていた
「時間的な過去」から「いま描かれた過去」への
意識レベルでの”移行”が生ずることになる

つまり過去はその都度描き変わるのであって
過去が変わるからこそ
いまある世界もがらりと変わる

とはいえ”世界のなかに描かれている自分”は
過去が変わったなんて気づくことができない

すでに変化した”結果”の世界
思考する自分が描かれているからだ

それはうたた寝で眠りに落ちたとき
夢の世界がリアルであると
思い込んでいるのと同じ

長い過去があって自分や現実があるのだと
夢のなかでは信じ込んでいるわけだが
しかしあなたが眠ったばかりにあるのを
隣で寝顔をみてる私は知っている

では、”あなた”が
自らが夢のなかにいることを知るには
どうすればいいだろう?

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  1. luca より:
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