ワンダフル・ワールド
苦手なことや嫌いなことが
得意になれたり好きになれたりするには
どうすればいいですか？
そんな相談がきているので
こちらで答えておくよ
ありがとう
たとえば新しい職場や生活環境が
馴染まないときなんかがそうだね
まず理解しておくべきは
その苦手なことや嫌いなこと自体は
変えることはできないということだ
ただしそれは
「その”見かけ”は変わらない」
ということにある
みるのも苦手な虫の姿はやはりそのままだし
人の道を外れた悪事を
「良い出来事だ」と転換することはできない
なぜなら「これは〇〇だ」と設定して
そのように認識される世界を
“あなた”が開いているからにある
マリオワールドのなかで
敵キャラクターにどんなに友好的に接しても
やはりマリオはやられてしまうだろう
私もまたクラシックバレエは踊れないし
どうしても踊ってくれと言われれば
それは苦手な分野に直面したことになる
「私の世界」において
得意なことや好きなことがあるのは
その逆の「そうではないこと」が
不可分に設定されるからだ
だからその意味でいえば
自分の得意なことがなんであるのかを発見して
それを追求していくと人生は楽しいだけでなく
その得意に関連する出会いや出来事が
引き寄せられるようになる
“この世”の設計通りに沿っているからであり
それはつまり
あなたがあなたに出会っているということだ
この世を創ったのはあなたであるからね
ゆえに好きなこと得意なことを
“発見”するのはとても大切であって
「私にはそんなのない」というのは
探す努力をしていないからにある
スポーツや楽器や創作活動など
いろんなことに時間もお金も費やして
また宇宙物理学や人間心理など
専門分野の研究をしてようやく
「鉢植えの花に水をやること」が
自分のもっとも好きなことだったと知る
前にも話したことがあるけども
人生をかけて目指していた理想に挫折して
仕方なくたどり着いた先で
人生が開花するパターンが多いわけで
世界を旅して一流の画家を目指していた人が
中古自転車屋として成功していたりする
それぐらい遠回りするものなんだ
またそうしてみつかる得意なことは
技能ではないかもしれない
「優しさ」とか「思いやる気持ち」かもしれない
じゃあそれを追求してみることだ
それを人生の基盤として生きてみること
ならば“その才能”に関連した出来事が
あなたのもとに頻繁に訪れるようになる
どの方向からみるか
さて今回の相談は言ってみれば
私が人前でクラシックバレエを踊れといわれて
それをどのように”克服”したらいいか
ということなんだけども
話したように
クラシックバレエという”見かけ”は
変えることができない
だから私がどのように決心しようとも
タイツを履いて踊らなければならないわけで
知人にみせたくない姿は変わらない
もちろん私がバレエを長年やっていたなら
喜んで引き受けるだろう
それは私の好きなことであり
得意なことでもあるからだ
ここで注意しておくべきは
バレエそのものは変わらず
私自身が違うということにある
わかるかい
現実の”見かけ”は変わらない
つまり見かけそのものではない「何か」を
掴まなければならない
苦手な虫も
家のなかで遭遇するなら脅威だが
Notes あなたの世界, 不幸をやめる, 世界を変える, 引き寄せ, 技法, 楽しむ, 生き方, 苦悩
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