守る力と壊す力

あなたを守るものは
あなたを破壊することもできる

たとえば職場はその典型だろうし
人によれば親や恋人もそうだったりする

生活や身の回りをサポートしてくれるその強さは
己自身を拘束して身動きできなくする力でもある

生涯にわたって敷かれた安定のレールもそうだね
その窮屈さに窒息している人も多い

また多数派の意見に合わせされられることを
同調圧力といったりするけども
共同体ではそれがひとつの掟みたいなもので

そのぬるま湯に浸かっている間は
大船に乗った気持ちでいられるが
しかしその船を降りることは許されず
心の何かが壊れていく

それで私たちは魂の自由を求めて
その雁字搦めな抱擁に反発したりする

だがそのたびに
「そうして守るものから離れることが
良い結果となるの?」と諭されたりして

保護と破壊が同じコインの表裏であるそのジレンマを
いつも感じながら生きているわけだ

 

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たしかに人間はひとりでは生きてはいけないので
なんらかのつながりに身をおかねばならない

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