神秘的な期限

自分が死ぬ瞬間を考えてみようか

人生はやらなければならないことの連続だった
毎日毎日
自分に課せられた責任についてだとか
自分のしたことが
相手にどう思われるだろうかとか
そんな心配や気苦労ばかり抱えて過ごしてきた

ところが死という神秘的な期限において
背負い続けてきた数々の荷物は
その重さを消し去ることになる

 

死が目前に迫ってきたとき
あなたはきっとこう思うはずだ

心配や気苦しさを抱える必要などなかった

たしかに毎日やることはあったが
失敗や相手の目など恐れずに
もっと軽やかに伸び伸びやってよかった

それは物事を改善することばかり考えていたからだ

だが別に改善できなくても構わなかった
その事にちゃんと付き添ってやって
二人三脚でゆっくり歩んでやるだけでよかった

ならばどこに苦しみがあったというのか

毎日は見違えただろう
きらきら輝いて
生きてることが楽しかっただろう

いまになって
生きていたことが懐かしく思い
そしてそれがどれほどに幸せだったことか
よくわかるからだ

だけどもずっと気づかずにいたこの光は
まもなく終わる

ただ「ありがとう」としか
言うことができないが
そうだったのか

「ありがとう」とは
こんな気持ちだからこそ
出てくる言葉だったんだ

 

 

人生で本当に学ぶべきこと

さてこうして自分の死を観想してみるとき
この”期限”は
死のときだけではないことに気づく

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