人生を映像化する瞑想

静かな部屋で何もせず
「この風景もまた過ぎていく」
と唱えなさい

過ぎていく光景の側に
意識を向けてはならない
ただの感傷になってしまう

そうではなく静止している自分の側に
意識を置くことが重要なポイントだ

するとあなたの人生は単なる映像となる
出来事や人々の重さは瞬時に消える

 

歩道橋から見下ろしているのと同じ

あなたは留まったままだが
沢山の車が往来する
人々が行き交う
空の様子も変わっていく

あなたは静止している
ただ風景だけが過ぎていく

 

コツを掴むまでの間は
思考を交えてもいい
それが引き金となる

たとえば

部屋の様子は刻々と変わる
本や服は度々移動する
埃も積もっていく
壁や床は劣化していき
いずれ部屋は消滅する

このように
過ぎていく経過をイメージし続ける
ただしイメージしながらも
自分に意識を置くようにしなさい

 

仏前や墓など
故人に手を合わせる機会があるなら
この瞑想をやってみるといい

あなたはずっと静止していたことに
気が付くだろう

 

映像だけが過ぎていく
つまり思い出こそが
あなたがそこにいる理由なのだよ

 


Notes, 瞑想 , , ,

 

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  1. wing より:

    こんばんわ自分さん。

    先日、街歩き瞑想で世界は自分という気付きを得て、そこは単なる映像で一切の意味づけ、ネガティブはなく至福そのものでした。

    しかし、その映像もまた、自分が創っている気がしてならないのです。
    というのも、私自身ずっと人を憎んできました。いじめられ、憎しみ、己もまた社会を憎み反社会的行動をとり憎まれ、そんな世界を20年も生きてきました。まさに『本書について』に記されている自分さんと同じように職を失い、同じような身体症状も現れました。

    書いていてわかりました。やっぱり映像もまた自分が創ってました。

    瞑想的に生き、人々の要望に答え、愛に生きていきたいと思います。

    涅槃の書に出会えてよかったです。自分さんの手記は大好きなのでちょくちょくお邪魔したいと思います。

    ありがとう自分さん。

  2. より:

    マインドレベルの理解が強いですが、人生とはゲシュタルト心理学かもしれません。
    天気の良いある日、街を歩いていると、近所の小学校から、イエスタディが流れてきたので、ビートルズに思い入れがある私は、「いいなぁ」と思い、このような美しい休日を過ごせた事を心から楽しんだのですが、それと同時に、もし、ビートルズを知らなかったら、この体験自体存在しないよな と思い、ゾッとしました。
    途中、路上に美しい花が輝いていましたが、これらの花も、あることがあって、昨日、花の事典で良く良く調べていた花でした。
    つまり、あるし時点で花に思い入れがあったので、その花が今日私の世界に生じたのでした。

    あるとき、私は上司に叱責されました。
    その罵りは酷いものでしたが、私はなにも考えないで、その罵りを聞いていました。
    その罵り言葉には、私が凄く恐れている言葉が含まれていました。
    私はこれを言われないために生きていたようなことがありますが、上司の言葉は、それを知っているかのように直撃してきました。

    でも、それは、よくよく聴くとただの言葉でした。
    ビートルズの音楽が思い入れ無しで聴くとただの音のように
    思い入れ無しに聴くと、悪口や中傷なども、ただの音でした。
    私が無反応なのを見届けると、上司はイジワルをやめて、どちらかと言うと親切な人になりました。
    つまり、私の中に上司への恐怖が消えイジワルな人と言う解釈も消えたので、「親切」が残ったのかもしれません。これも幻想ですが、恐怖を生み出すゲシュタルトが消えると、安心とか楽しいと言うポジティブなゲシュタルトが残る。
    恐怖を知らなければ恐怖は無かったし、素晴らしいをしらなければ素晴らしいは私の世界に現れない。つまり、ゲシュタルトが先に作られて、関連事項が現れる。
    自分さんが言う、我々が体験しているのは過去であり記憶であると言うのと同じで。
    地獄をしっかり味わうと地獄は消えると言うのは、所詮、地獄はイメージが生み出した幻想なので、それは直接体験出来ない。
    出来事が起きる手前に生じる空想でしかなく、空想は体験出来ない。「つかめない」
    良いことも悪いことも幻想なので本当は「つかめない」
    ちゃんと体験するとそれがわかるが、妄想の方に取り込まれているから、気が付かず、恐怖を抱えて生きると言う構造になっている。

  3. -自分- 涅槃 より:

    wingさん
    隼さん

    先ほど別の方にしたコメント通りになってしまうが
    体験していることは
    すべてあなたが作り出している
    「見たら、見える」という当たり前のことに
    あなたが気がつくとき

    すべては自分に関係のあることだけで
    世界は成り立っていることがわかるようになる

    憎しみも喜びも
    あなたの知る感情は常にその場にある
    どれを選ぶかだけなのだよ
    選んだものは確実にヴィジョンされる

    選ぶ、というのは想像力のことだ
    あらゆる感情は
    イマジネーションだ
    因果関係ではない
    ゼロの地点にあなたが作り出している

    そして作り出したものが
    世界に想起される

    別の手記でも書いたが
    人生とは映像でしかない
    だから好きなように変容できる

    だから想像力をうまく使いなさい
    世界はあなたの中にある

  4. wing より:

    お返事ありがとうございました。

    イスや、人、女や男、外に意識を向けるからそれらがイスや人、女や男として世界に想起される?そしたら、このパソコンで涅槃の書に書き込みしているという事、自分の足で歩いていると思う事さえ・・・・

    内側に意識を向けていれば、すなわち見られているとすれば、すべて映像でしかない。自分がしていると思っていた事やイスや人でさえ全て思い込みだった。

    驚愕で、意気消沈ですが愛は感じます。静かです。

    • -自分- 涅槃 より:

      wingさん

      人はエゴが成長するにつれ
      意識が外側に向く癖がついてしまう

      つまりいつもあなたの中は
      空っぽだった

      あなたも世界も
      本来はひとつのものなのに
      バランスが崩れてしまっていたわけだ

      そのバランスの傾きは凄まじく
      あなたが10しか残っていないならば
      外側には数百億という状態となる
      あなたの認識しているものの数だけある

      だから意識の向きを正すとき
      最初のうちは内側へ流れ込む
      そのパワーに圧倒される

      そうして徐々にフラットに
      満たされていくにつれ
      あらゆるネガティブは失われていく

      世界と溶け合い
      あなたの関わるすべてが
      あなたとなる

コメント・質疑応答

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