文字から内容を作り出していることに気付く

あなたが感動した小説がある
本だから当然各ページに文字が書かれている

文字と内容がそこにある

あなたが感動した小説
そこにはある種の現実が想起する
例えばSF小説
架空の未来世界で起こる出来事を
架空の人々がドラマする

つまりすべて嘘だ

だが小説に入り込むとき
あなたはその「現実」に踏み入っている

偉大なる小説家をただの嘘つきとするのか
それとも世界創造者とするのか
それはあなたの解釈による

その本をめくってみる
そこには文字が並ぶ
ただの記号
だけどもあなたは
その記号の羅列に内容を観る

この手記もそう
本書が官能小説だとすれば
この文字列はあなたを性的興奮に誘う

くだらないとすればそうだし
すごいとすればそうだ

しかしそこには記号の羅列があるに過ぎない
あなたは文字という模様に
「内容」を生み出している

では日常に目を向けてみよう
様々ものが見えるし聞こえてくる
だがそれらも「内容」だ
あなたは内容を観ている
それはあなたが創り出したもの

つまりあなたの印象を超えることは出来ない
世界の真実はマインドにより覆い隠されてしまう

では内容を作らず捉えるにはどうすればよいか
それは肉体で感じることだ

身体で物を見てみなさい
身体で音を聞いてみなさい

実のところ「目」は何も見ていない
耳も何も聞いていない
すべてはあなたの身体の中心が察知している

だから目で見えるものを疑ってみると
その奥にあるものを感じ取れるようになる
その時、あなたは身体で見ている
身体の中心で感じている

なぜ身体の中心で感じられるのか
それはそのすべてが
あなたの中にあるからだよ
意識という本に
あるがままの記号が並び
あなたは内容を与える
意識の中ですべては想起する

本の文字を変えるのじゃなく
内容を捨てるのだ

「あめ」は「飴」じゃない
「しあわせ」は「幸せ」じゃない

「しあわせ」と読んで
ポワっとした気分になってはならない

ポワッとした気分になれるのは
「しあわせ」だからじゃない
あなたがその言葉を引き金にしたと錯覚しているだけで
最初から持っているものだ

だから「ふこう」でも「びょうき」でも
それらは何でもない
だからネガティブな何かなど
ありもしないデッチあげだ

身体の中心で感じなさい
いつも何かに包まれていたことに気が付くだろう
その充満性を知るとき
呼吸は呼吸でなくなり
すべての動作が独立したものでないことがわかる

あなたは世界とひとつになる
解釈が世界からの分断を生んでいたのだ
もう不幸にはならない
なれなくなる

 

この記事を保存・共有できます。

Notes , , , ,

コメント・質疑応答

  関連記事