商売をはじめたい

商売をはじめたいという相談が多く寄せられているので、同じ返信になってしまうこともあってね、手記にしておくよ。

開業や経理に関するノウハウはそうした書籍に任せるとして、本書ではスピリチュアルの観点で、安心でハッピーなビジネスライフを満喫できるにはどうすればよいのかを記しておこう。

いま商売をやっている人も参考になるはずだ。

1.

さてこれから商売をはじめるという場合、これが最も大事なことなんだけども、そのやろうとしていることが、たとえお金にならなくとも、ずっとやっていられるものかどうかにある。

「自分の好きなことをする」というのはそうだが、少し語弊がある。好きなことというより「呼吸をしているのと変わらないぐらいのもの」であることだ。言いかえれば、あなたの存在そのものがビジネスである必要がある。

これが商売をしていく上での基盤となる。

まず「お金の流れ=仕事の流れ」と理解しておかなければならない。つまり仕事が流れなければお金は流れない。当たり前のように聞こえるかもしれないが、実はこれがとても重要なところとなる。

なぜなら仕事が苦痛であるほど、お金を流し込むことが苦痛なものとなるからだ。そうなるとその商売は拷問でしかない。

「仕事は苦痛だがお金は必要だ」というアンビバレントな状態は精神を常に不安定にさせる。しかも会社勤めの頃とは違って、その苦痛な仕事をしても1円もお金が入ってこなくなるときは多々起こる。そうなるとあなたは何をしていいのかわからなくなる。

お金のためにビジネスをしているという人たちは多い。ほとんどがそうだろう。だが彼らは常に未来志向(収益こそすべて)ゆえに「いま」を楽しむことができない。もちろん稼いだお金でアフターファイブを発散できたらいいという考えを持っているだろうけども、それもお金が回っている間の話である。

常にアップダウンを繰り返すなかでハッピーを保つためには(正気を保つためには)お金のためのビジネスではなく、仕事そのものを楽しめなければならない。

また最初は好きな仕事だったが徐々に受け付けなくなってきたということもあるだろうけども、それはそもそも「呼吸」ではなかったということだ。最初の手応えは単に利益が上がっていたことや、初々しさといったものに誤魔化されていたにすぎない。

2.

「仕事が流れる(循環する)」とはどういうことかといえば、それは呼吸と同じであり、息を吐ききれば、自然と吸い込まれる。するとまた自然と吐き出される。大気があなたを通じてまた戻されていく。

いまそこで腹式呼吸をやってみよう。仕事の循環とはその呼吸のサイクルが可視化したものだ。これも大事なので覚えておこう。

現代社会における仕事とは「産業」のことをいうが、それは既存の何かに「付加価値をつける」ということにある。大気が己を通じて吐き出されるとき、違う何かに変化している。それが価値だ。

つまりあなたが呼吸と同じレベルでやってることが「何らかの価値」を帯びたときにはじめて、起業できる基盤ができたということである。

・呼吸レベルでやれること
・それが楽しいものであること

よいかな、これらは安定した商売を営む上での大原則となるので外してはならない。

成功者は何時間も仕事に向き合うほどの「努力」をしているから成功した、というようなことが言われるが、それは観点からして誤っている。そういう風に捉える人は自分の仕事が嫌いで仕方がないのだろう。

成功している人々は己の取り組みが努力だとは感じていない。それは「呼吸」にすぎない。彼らは1円にならなくともずっとそれに向き合っていられるからこそ、結果として成功しているのだ。

こたつに入ってミカンを食べながら、だらだらとテレビを楽しんでいるのと同じ。やっていることがただ違うだけなのである。

3.

そして第二に「商売をうまく軌道に乗せる方法」だけども、ここが誰もが難儀するところといえる。この段階を誤ると、自分では自由にやっているはずなのに、得体の知れない何かにいつも追い詰められているような感覚に怯え続けることになる。

つまりいくら「呼吸」であっても、開放的な大草原で呼吸するのか、それとも酸素マスクで強制的に呼吸させられているのかで話は変わってくるということだ。

ではどうすれば己の商売を世間に認知してもらい、そして受け入れてもらえるのか。誰もがそのために多額の宣伝資金を投下することになる。また営業まわりや付き合いでヘトヘトになる。

足元を見られて相手に利用されてしまうかもしれない。そんな危険を回避しながら、また販管費などのランニングコストに追われながら、効率の良い宣伝と市場調査を怠らないようにしなければならない。

だがそうした努力は最初から間違えている。

なぜならすべてがギャンブルでしかないからだ。だいだいそんなやり方では「常にハッピー」ではないだろう。取引先や銀行担当者の顔色に一喜一憂しているが、その喜びは本当にあなたの喜びなのだろうか。

喜びも苦しみも、どちらにしても相手に握られていることに気づかなければならない。しかもその「偽の喜び」を覚えてしまったらなかなか抜け出せなくなる。税制からいっても、その悪循環の出口は常に2年先に逃げ続けていくことになる。そうして社会に「はめられた」と気づく。

だから己の商売がうまく軌道に乗るためにはひとつしかない。それは最初からそもそも軌道に乗っていることだ。

4.

最初から軌道に乗っているというのはどういうことか。

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