あなたの願望は毎瞬叶い続けている
日頃あなた自身だと思っている
“以外のすべて”が本当のあなたである
では実験をしてみよう
まず部屋の中で立ちなさい
部屋の中央でいい
そしてどこかの壁を向いて一歩前へ出る
あなたの意識は「一歩前」を意図した
すると何が起こった?
あなたは従来のように
「私が前へ一歩進んだ」とするだろう
それは錯覚である
あなたの意識が「一歩前」と意図するとき
実際に一歩前に来るのは壁の方だ
では壁の方を向いたまま
その位置から一歩後ろへ戻る
すると壁も一歩下がる
一歩前へ出る 壁が前に出る
一歩後へ下がる 壁が後へ下がる
何度も繰り返してみる
前へ後ろへ前へ後ろへ
するとあなたの意図が
世界を創り出していることがわかる
前や後というのは人間的な概念だ
だがその「意図」はヴィジョンの素だ
つまりあなたの意図するように
光景は変わるのだよ
これが何を意味するのか
光景こそがあなたなのだ
見えるものだけじゃない
聞こえるもの
触れるもの
味わうもの
匂うものまで
そのすべてがあなたの意図を表している
だから古い友人を浮かべていたら
偶然その人から電話が鳴ったりする
時間軸も錯覚であるから
あなたが「浮かべるとき」と「電話」は
同時にそこにある
例えば数日間の隔たりがあろうとも
その時間的なものは錯覚だ
あなたは連続性を癖のように受け取ってしまう
それが「時間」
そして時間と空間は同じもの
つまり「いまここ」は2次元的な解釈となる
そこに動きのない平面的かつ充満したヴィジョン
紙芝居のワンシーン
シンクロニシティという考え方があるが
実はすべてがシンクロニシティだ
あなたがいまそこで見ているすべては
あなたが意図したものが起こっている
その小さな「頭」から
あなた以外の広大な世界に意識を置くことで
多彩な意図をその通りに
起こすことができるようになる
起こすとは語弊があるかもしれない
起きたことがあなたの起こしたことだからだ
例えば、なぜ古い友人のことが
脳裏に過ぎったのか
それすらもあなたの脳が起こしたのではなく
起きたことなのだ
ラブコメのようなポップライフを望むならば
すでにそうなのだとしていればいい
そこにコップがあると信じ切っているから
コップがそこにあるように
すでにラブコメの世界にいるとすれば
あなたに熱いキスをくれる恋人がそこにいる
やってくるのではなく
いつの間にかそこにいるのだ
すべて都合良く
あなたの知っている通りの世界があるだろう
願望とは常に実現され続けているのだ
一時の休む間もなく
あなたの望む通りに信じる通りに
そのようにそこに世界がある
あなたが幸せな世界だとしていれば
世界は幸せに包まれる
Notes あなたの世界, 出会い, 幻想, 循環, 観念, 願望
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望んでもない変なことが起こる時もあるよね。
大局的にみると、願望は実現しているようにも見えるが、たまに、あれ?この挿話は必要なの?と言うような事が起きたりする。
やはり、迷いが実現しているのだろうな。