天地を創造するということ

人生とは出来事の連続のことにある

いろんな出来事があるね
人や社会から起きてくるものもあれば
いまの体調ひとつにしてもそう

空腹もまた出来事であり
何かを食べたことで倦怠感が現れたなら
それも出来事だ

つまり出来事を避けることはできず
家に閉じこもっていても
出来事から逃れることはできない

出来事の連続があなたの人生であり
言いかえればそれら出来事こそが
実のところあなただったわけだ

なぜなら
それを出来事として知るあなたがいてこそ
それは出来事として存在したわけであり

それゆえあなたの知る人々や社会の状況もまた
あなたによってその存在が許されている

わかるかい、あなたがいなければ
その人もこの現実も存在しないんだ

もちろん眠っているあいだに起きた出来事が
朝になって知ることもあるだろう

じゃあ私がいなくても
出来事は存在したじゃないかとあなたは言う

そうじゃない

眠っているあいだに
出来事があったと知っているのは
いまここにいるあなただからだ

テレビで大きな報道が流れたなら
それはあなただけが知るものであり

たとえ翌日に同僚が
「昨日テレビみた？すごかったね」と話していても
その話している同僚の姿は
あなただけが知るものだ

もちろんいまこうして
手記を読んでいる出来事も