一切の不幸を無効にする

問題が問題化するのは
シンプルに捉えていないからにある

むしろシンプルに捉えないからこそ
その物事は「問題」となるのであって
だから問題を解決しようと苦悩するのではなく
問題化させてしまっている
己自身に意識を向けることが大事となる

 

地獄へようこそ

そうだね、ありがちな例として
知らない子どもたちが
あなたの家の壁に
ボールをぶつけて遊んでいたとしよう

その様子を窓からみていたあなたは
当然注意しようとする

だがここでいくつかのことが
脳裏を過ることになる

ここで注意したら
子どもの親が出てきたりして
面倒なことになるんじゃないかとか
その親も分別がなかったら悲惨だとか

しかしそれでも意を決して
注意してみたところ子どもたちは
「していない」と嘘をつくわけだ

「ちょっと待ちなさいよ」と
あなたは怒りに満ちてくる

すると子どもの方も
食ってかかるような態度をみせて
立ち去っていく

さあ困ったね

部屋に戻ったあなたの頭には
いろんなことが巡り続ける

あそこの家が
「突然怒鳴ってきた」なんて
子どもたちが親に嘘をついたら
どうなるのだろう?

たしかに証拠もないし
他に証言者もいない

もしかしたら
自分のほうが罪を背負うのではないか

また逆恨みされて
壁に落書きされたりしないだろうか
いたずらされたりしないだろうか

ああ
なんて余計なことをしてしまったんだ

じゃあ我慢して耐えるべきだったのか?
それもエスカレートしていたかもしれない
家が壊されていたかもしれない

なんでこんな理不尽に
巻き込まれてしまったのだろう?

という具合に
身を震わせて頭を抱えることになるわけだ

あなたは理不尽に納得がいかず
そもそも子どもを野放しにしてる
学校や地域に問題があるなど
どんどん責任追及を広めていく

そうして己の防御と罪の転嫁をもとめて
役所や学校に電話をかけはじめる
ところが相手の対応は
期待していた通りではなかったりする

となれば
相手の親が怒鳴り込んでくるか
壁にいたずらされるかなど
不幸な出来事をただ待つしかないわけで
生きた心地のしない毎日となる

これが厄介なのは
その不安に無期限に怯え続けなければならない
ということにある

 

出口をみつける

さてこういうとき
あなたはどのようにあるべきなのだろう?

どうすれば
この地獄から解放されるのだろうか

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