大きな力があなたを救ってくれるとき

嫌いなひとに
「嫌いです」と言えないとしよう

まあ理由はいろいろあるだろう
それが会社の上司ならば
そんなこと言ったら
明日から出社できなくなるし
相手がママ友ならば
自分の子どもが外を歩けなくなる

そりゃ大変なことだ

だけども相手の顔をみるたびに
ぐっと堪えてやっていかなきゃならない

そうしてどんどんストレスがたまる
相手への恨みで爆発しそうになる

こんなときどうすればいいのか

またこれは
街で素敵だなと思ったひとに
「素敵ですね、友達になりましょう」
と素直に伝えられないことも同じ話となる

こうして考えてみれば
「できないことだらけ」だね

まるでストレスをためるために
生きているみたいだ

かといって上司に平気な顔で
暴言を吐けるようになればいいのか?
不審者だと通報されるのを覚悟で
知らないひとに話しかければいいのか?

もちろん大変なことになると思うから
あなたは何もできないわけだ
でも人間はそのように
自分の気持ちを押し殺して
生きていかなければならないのだろうか

耐えて耐えて耐えて
一生かけて身も心も
ボロボロになっていくだけなのか?

いいや、大丈夫だ
そうじゃない
私も長い間そう思っていたが
そうではなかった

あなたの人生を制限している
「あるもの」をどうにかすれば
そうした不自由な現実から解放される

人生が成功しているひと
周囲とうまくやっているひと
素直に生きているひと
最高な毎日を味わっているひと

そんな人々が共通するのは
あなたのように
上司やママ友について考えてはおらず
その「あるもの」を捉えているからなのだ

 

1.

上司にしろママ友にしろ
「思っていることなんてとても言えない」

あなたがそう考えるのは
「困る理由」があるからだ

あなたはその「理由」のために
歯を食いしばって
我慢しなければならない様子にある

確かに思いをぶち撒ければ
あなたの社会的な立場は
危険なことになる

だから「理由」は無視しよう

つまりそうした目に見えた理由は
重要じゃないのだ

今回あなたが学ぶべきは
そうした「理由」からではなく
「人に嫌いといってはいけない」
というようなタブーのようなもの
いわば暗黙の掟のようなものが
心に根付いていることに気づくことにある

もう一度、上司やママ友に
「言いたいけど言えない」という
シーンを思い描いてみようか

理由よりも先に
心に歯止めをかけてくる
ルールのようなものがないかね

まるで「それをやったら反則だ」と
いわんばかりに厳守しようとする
自分がいないだろうか

たとえばテレビで天皇陛下の話題が出れば
コメンテーターたちは尊敬語を使ったりする

それは天皇陛下という「理由」からではなく
なんとなくそうしなければならないという
いわばルール的なものがあるからだ

もちろん出演者たちに聞けば
「もちろん天皇陛下だからですよ」と
いうだろう

そりゃ視聴者のクレームだとか
慣例的なものだからとか
そういうことも出てくるかもしれないが
それらもすべて「理由」であり
その理由が用意される以前に
すでにその出演者たちはルールのなかにいたはずだ

だがルールの存在に気づいていないから
「理由」を述べるしかない

これはあなたもそうなのだよ

 

2.

そのように考えてみれば
自分が日頃から様々なルールに
縛られていることがみえてくるだろう

良いことも悪いことも
その理由に動かされているように見えるが
実際「こうでなければならない」という
指示に従っていることがわかる

突き詰めていけば
嬉しがることも
嘆くことも
すべてが芝居じみていることに気づいてくる

繰り返すけども
「理由」のことではない

「そうしなければならない気がする」
というもの=ルールのことだ

このルールが無数に記された
「ルール一覧表」のようなものが
私たちにはまとわりついている

それはおびただしい文字列の
テキストファイルだ

つまりそのルール一覧表を
肌身離さず抱えているから
目の前に上司がいようとママ友がいようと
あなたは「誰にも同じように」
言っちゃいけないよなと思うわけだ

だがそのルールに気づけないから
あなたは「理由」に原因がある
と思い込んでいるだけなのだ

さあここが重要である

たとえばあなたがいまの会社の
人間関係が嫌になって辞めたとして
新しい会社に入ったところで
やはり同じ苦悩に見舞われる

それは光景上の人物の姿が
単に入れ替わっただけで
その設定自体は何も変わっていないからだ
つまり同じルールが適用されていることになる

経験があるだろう

新しい娯楽を得てもすぐに飽きてしまう
新しい恋人ができても
みんな結局同じにみえる

またどこの会社で勤めても
どこの店に入っても同じ目に遭う

それが繰り返されるなかであなたは
「自分はダメ人間なんだ」とか
「世の中は腐った人間しかいない」とか
そういう結論になっていく

だがそれは違うのだよ

あなたが抱えているルール一覧表に沿って
みんなは動いているのだ
つまりあなたの心を
ルールが支配しているのである

だから現実を変えようとしても
なんの意味もないのだ
それらはすべて幻想に過ぎない

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