輪廻転生のしくみ

輪廻転生については幾度となく話してきているけども、ここしばらく新しい説明のしかたを加えてきているので、あなたもまた新しい理解のうちに受け取ることができるはずだ。

あと比喩表現や一部の解説は最近のものと同じものを使うようにするよ。その方が混乱しないだろうし、そして以前の手記との参照性も上がるからね。

1.

さてカルマや輪廻というのは宗教的にいえば、同じ苦悩を何度も繰り返すこととされ、そしてその苦悩を脱するという前提が、その概念の土台にある。

逆に言えば、脱することができるから輪廻という概念があるのであって、本来「脱されている」ものなのだ。ここは大事なところなので覚えておこう。

人は死生観のうちにそれを見るから「前世のカルマが・・」とか「徳を積めば、次生まれ変わったときは良い人生となる」というふうに受け取っているが、別に一生かけての騒動の話ではない。

例えば「今日」という日は「昨日」のカルマが継承している。もっといえば、現在のあなたは5分前のカルマが現れている。1分前でも1秒前でもそうだね。

つまり常に輪廻転生しているというわけだ。古来の宗教が言っていたのは、まさに「このこと」であって、ただこれを理解するためには、己が不死の存在であることを先に知っておかなければならない。

それを理解しないゆえに「こんな年齢になって、どうせもう人生は変えようがないのだから、このままいい加減に生きてやれ、また次生まれ変わったら、そのときはちゃんとやればいい」といったような「悪い意味での諦め」をしてしまう。

そんなわけでウパニシャッドや聖書があれだけ素晴らしい教えを説いたというのに、いまだ世界は私利私欲に塗れて争いが絶えることなく続いているわけである。

しかしそのように開き直っている限りは、永遠に不条理な世界に巻き込まれ続ける。なぜなら「死」という区切りなどやってこないからだ。

だからこの意味で釈迦は輪廻転生については何も言わなかった。民衆は輪廻思想にかまけて好き勝手やってしまうからね。だから転生などの超越概念は、他の教え(八正道など)を経たのちに、自ずと学んでいくように仕向けたのだ。釈迦はその意味で良い心理学者だったといえる。

よって己の不死性を先に理解しておく必要がある。

2.

いつも話しているように、私たちの本当の姿は永続している巨大なエネルギーであり、あなた自身やそしてあなたの世界に現れているすべては、そのひとつのエネルギーの分有としてそこに存在している。

だからといって元のエネルギーからバラバラに切り離されているわけではない。一本の巨大な光の河があって、それが内部的にきらきらと輝いている状態にある。その輝きのひとつひとつが、現実上の何かに「当てはめられて」現れる。

つまり現実での認識(見えたり触れたりするもの)は、それらの輝きが「己の知る言葉」に変換されて現れているものだ。色や形、関係性など、すべては「知っている言葉のルール」に従ってヴィジョンされる。

またそれは五感を通ずるものだけではなく、自分の思考も同様である。

だから思考というのは「自分の考え」ではない。知っている言葉やそれら言葉の法則や秩序の形式が、そのまま文字列として現れているだけにすぎない。

よって言葉の領域を拡大すること、いまの自分にインストールされている言葉の収録データを拡張することによって、自分の考えも、見えている世界も、起こる現実も、すべてが変わることになる。

というわけで「いま自分の生きている世界」ではない、まったくの未知に意識を向ける必要があるわけだ。

しかしここで矛盾が起こる。なぜなら自分の思考さえも既存の収録データでしかないならば、どうして「その外」を望めるというのだろう?

つまり延々と繰り返されてきた過去の再生から「何らかの方法」で飛び出す必要があるわけだ。勘が冴えているならば気づいたかもしれないが、つまりそれが「カルマの解消」となる。

3.

カルマを抜け出る(苦しみの輪廻に終止符を打つ)というのは、確かにひとつの見方でいえば「徳を積む」とか「他人に優しくする」とか、そういう言い方もできる。

しかしそれは他者に対して横暴に生きていた人に限定する学びであって、厳密には「カルマを抜ける」というのはそういうことに限ったことではない。

もう一度言うけども、輪廻というのは何度も何度も同じ再生を続けるということだ。

だが大いなるエネルギーの循環は、一度たりとも同じ状態を起こさない。つまり頭の世界(人間の世界)だけが、同じ光景を繰り返してしまう。

たとえば誰かの言動や物事に「いつも同じ反応」をしてしまうことが輪廻なのだ。

人前でついつい調子に乗ってしまうとか、家族についつい辛く当たってしまうとか、物事に動揺して真っ暗になるとか、そういう悪癖や習慣、同じ心のパターンなどが輪廻なのである。

4.

ではどうして同じことを繰り返してしまうのだろうか。

それは前に話した「自己同一化」がその原因にある。

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