滞在記

人生それ自体は
目的のない旅そのものにある

だからこそ私たちは
過酷な世界に放り出された気持ちになるが
そんなときは実際の旅行をイメージしてみよう

あなたは家族に連れられて
別に行きたくもなかった海辺のリゾートに
滞在している

外は知らない人や店ばかりで
どこに何があるのかもわからないし
ここで何ができるのかもわからない

夜の砂浜を歩けば
海風と広大な星空があるが
その漆黒に吸い込まれそうで恐ろしくなる

向こうに賑わってそうなパブの明かりがみえるが
部外者の自分にはその賑わいが
余計に寂しさを感じさせる

すれ違った人に
嫌な顔をされたような気がしたり
失笑された気がしたりして
ここにいるのがますます嫌になってくる

早く家に帰りたいと家族に訴えるが
来年か5年後か
いつになるかわからないという

それまでここで何をしろというのか

かといってホテルの狭い部屋で
何もせず耐え続けることも無意味だ

そう、せめてここで滞在している意味を
見つけたいと思い始める

しかし人や物事と関われば
かならず責任がつきまとい
関われた喜びよりも
そのしがらみの方が大きくなることが多い

だから迂闊に手出しはできない

人生とはまさにこんな様子にある

全文をお読みいただくにはご入会後にログインしてください。数千本の記事を自由にご覧いただけます。→ . またご入会や入会の詳しい内容はこちらから確認できます→ ご入会はこちらから


Notes , , , , ,

コメント・質疑応答

  関連記事

-->