旅人

ホームセンターで日用品を買って
買い物袋を手にぶらさげて店を出るとき
同じように買い物に訪れた人たちとすれ違う

そんなとき
悲しい気持ちになることがよくあった

泣きたくなるこの気持ちはなんだろうかと
いつも疑問だった

だけども店の外の
なまぬるい風に体をひたして感じていると
心が和らいだりするので
そうして忘れるようにしていた

 

1

同じ学校でともに時間を過ごした級友や
同じ職場で顔を合わせていたメンバーと別れて
それから何年も何十年もすぎて
そこにいた彼らがいまどうしてるのかはわからない

自分もどうにか生き延びている

まるで地球に巨大な隕石が落ちて
その災厄から少しでも逃れるように
孤独な旅を続けている

そばに人がいても
この孤独は消え去らない

ホームセンターの出口ですれ違った人々に感じたのは

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