透明の歯車

なぜだかわからないけど
順調にうまくいってるという状況は
誰しも覚えがあるだろうけども

ところが
「まてよ、どう考えてもうまくいくはずない」と
考えを向けた途端に
その事柄はうまくいかなくなったみたいな
そのような経験もあるかもしれない

実際そんなもので
いまもあなたが意識していないことの大半は
なんら問題なく回っている

もちろん物事というのは
それ単体で成り立っているのではなく
大小さまざまな物事の集まりとしてあるゆえ

無数の歯車が見えない暗がりのなかも
どこまでも果てしなく連なって動いているような
そんなイメージを浮かべることができるけども

まさにその暗くて見えない奥のほうは
「きっと問題ないんだろう」と
楽観的に捉えているわけだ

 

順調なのはそこになにもないから

もちろん「問題がないから意識していない」
といえばそうなんだけども
その弁は「意識の主体」の側からみた見解にある

つまり意識を向けていないものや
その先が暗がりで意識を向けられないものは
うまくいくもなにも
それ自体がまだ存在していないんだ

だからどこまでも”物事”が続いているわけではない

たとえばあなたの会社が存続しているのは
たしかに多くの取引があるからこそなんだけども

あなたという意識が
そのことを気にかけていないかぎり
その会社は他の一社とも関わることなく
存続していることになる

呼吸もそうだね

あなたが呼吸を意識していないとき
酸素も肺の活動も存在しない

たしかにそんなことは”現実的”にありえないが
現実とはそもそもなんなのかを捉え直すための
今回の話になる

つまり取引もなにもないのに
会社が存続しているなら
それほどに安定したものはないだろう

酸素や肺が存在しないのに
呼吸が続けられているのも同じ

これがまさしく
「順調にいってる」ということなんだ

 

極めて透明に近いもの

さて見えている範囲のその先は
忽然と糸が途絶えているみたいに
物事がつながっていないわけだが

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