クラスメイト

たとえば思春期ごろに
色気づいたり反抗したりして
親や先生に叱られたことがあるかもしれない

真面目でおとなしかったとしても
その年頃なりの未熟さや青さがあるわけで
いまとなれば恥ずかしい記憶が
あったりするかもしれない

そんな当時の自分の姿や光景を
生々しいまでに思い出してみれば

そんな恥ずかしい自分とは違って
まったく恥ずかしくない級友たちもいただろう

いま思えば彼らや彼女らは立派だった
もちろん表面ではわからないだけで
家庭内や心のなかでは葛藤があったのかもしれない

だが少なくとも恥ずかしい自分とは違った

むしろそういう人たちがいたからこそ
自分の未熟さが浮き彫りになってくるわけだが
ここでひとつ重大な気づきがみえてくる

というのはあなたがこの人生を終えるとき
彼らもあなたと一緒に存在しなくなるからだ

だがその真理は
もうずっとあなたに示されてきた

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