移りゆく季節のように

他人に悪意を持ったり
まして人に悪事なんかを働くとき

それは己自身に
悪事を働いてるのと同じであるから
注意しなければならない

誰かを下落させようとするとき
それはかならず
自らを下落させることになるからだ

つまり人生が苦しいのは
恨めしいあの人がいるからではなく
その人を恨んでいるからこそにある

三角の白頭巾をつけた幽霊が
「うらめしや〜」とゆらゆらしてるのは
まさに恨む思いそのものが幽霊なのだと
示してるわけで

だからそれをやめてみたら
すっと軽くなるんだよ

“憑き物”が落ちたみたいにね

 

つかんだものは崩れ去る

これも同様に
昔からよく語られることだけども

たとえば得をしようとして
それを不正な方法で手にしたとき
それは得ではなくをつかんだことになる

富ではなく”厄”をつかんだわけだ

ゆえにそれを得たことで
いろんな災難が降ってくる

もちろんその難から逃れるために
大変な気苦労をしたり
得たものを失っていくのだけども

ようやく辿り着けた安堵の地とは
結局のところ
それを手にしてなかった最初の地点なんだ

 

人生のからくり

さてそうして
憑いていた幽霊が成仏したり
厄を手放すことができたとき

そこには”人の世”の姿をした
自然の風景だけが残るだろう

暑くなればやがて涼しくなり
雨が降ればやがて晴れ間がひらく

水は低いところへ流れていき
やがて水蒸気となってまた高いところにもどる

“人の世”があなたが日頃思ってるほど
「はじまりと終わり」に縛られてないのは

つまりこれまで
いろんなトラブルを経験してきたけども
なんだかんだで解決して通り過ぎていったのは

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