夢のなかで目を覚ます

朝ベッドで目を覚ましたとき
「ああ、なんだか素敵な夢だった」と
思い出していることがあるだろう

そう、大体は目を覚ましたときに
素敵な夢だったと知る

じゃあいまこうしてみている夢
素敵だったことに気づくのは
この夢が終わってから?

それは悲しすぎるね

そう、人間の世界が儚さで満ちているのは
いつも気づくのが遅すぎるからなんだ

「それはそうかもしれませんが
でもどうみても
この毎日が素敵だとは思えません」

それはあなたが
まだ目を覚ましていないからだ

 

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たとえば文明が進歩して
願望や欲求が簡単に満たせるようになった

100年前の人たちからすれば
まさに魔法の世界だろう

だけども本当は欲求が満たされるというより
満たすための欲求が
次々と与えられるようになっただけにすぎない

そしてそれは物欲や自己顕示欲に限らず
奇妙な副作用を引き起こすようになった

現代人はあらゆることに
「目的」を持たねばならなくなってしまったからだ

たとえば

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