Wi-Fiと宇宙

Wi-Fiの影響についてよく相談を受けるのでこちらにまとめておくよ。※今回の話は電磁波のなかでもマイクロ波に関するもの、いわゆる高周波についてとなる。

インターネットの回線はいまや生活に必需なものとなっている。ところが巷でよく騒がれるのは、Wi-Fi電波の人体への影響というやつだね。

私たちに飛びこんでくる情報というのは、様々な利害関係が関与しているのであって、たとえば、Wi-Fi機器を取り扱うメーカーからすれば「問題なし」と言うだろうし、財力をいかして政府にお墨付きをもらうかもしれない。そしてWi-Fiのリスクを掲げて自社の商品を売る会社は「問題あり」とするだろう。

メーカーでなくてもそうした情報を提供することで収益を得ている業者もいる。

だがこれは資本主義の基本的な構造、つまり経済の競争原理にあるから、双方一歩も引かないのは当然のこととなる。

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たとえばざっくり検索してみれば、EU圏ではWi-Fiの規制が動きはじめているとか、WHOの基準に対して日本は認識が甘いとか、大手キャリアが4Gを牛耳っているから、結果としてWi-Fi市場が大きくなり、その経済効果をむしろ政府は有望に捉えているのではないかなど、利得と人体被害を天秤にかけた情報がたくさん出てくる。

私もこうして、文書を受け取ってしか把握できないわけで、もちろん「どちらが正しいの?」という問いに答えることはできない。

みている情報がそもそも偏向したものかもしれないし(情報というのは基本的にそうだ)また、いくらハーバードの教授が語った話といえど、彼自体がなんらかの団体の支援者かもしれない。

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「なんだ、じゃあWi-Fiの話をしても何の役にも立たないじゃないか」と言われればその通りで「Wi-Fiの話」を私に問うのは間違えている。だけども誰に問うてもそれは同じだろう。

そして「これはWi-Fiだけのことではない」ということに、すぐに気づくことになる。

スーパーに並ぶ食品からテレビドラマの内容の倫理に至るまで、白か黒かを判断するその基準さえも誰かに押し付けられたもの、どこかで植え付けられたものであり「では己はいったい何を問うていてるのか」という出口のない迷路にはまりこむことになるからだ。

これは世俗だけでなく、たとえば占星術や宗教などもそうであるし、神や愛などの形而上的な概念も同様となる。

目の前でくつろぐ親しい家族が本当は何を考えているのか、そしてなにより、己自身のことを本当に己は知っているのか、つまり私たちはそれを疑う基準を「自分自身で用意できない」ゆえに、何を前にしても「本当のところはどうなんだ?」という疑問に取り憑かれることになる。

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さて、こうして人間幻想のなかでは「真に答えを見つけることはできない」わけで、それはもちろん、その問いのなかに問いを探す己が立っているからだが、じゃあどのようにしてWi-Fiの電波と関わればいいのか、となるね。

たとえばこのように考えてみよう。

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