メリークリスマス

梅田のカフェの一番奥の席でこれを書いている。大勢の行き交う人々がみえる。あっという間に1年が過ぎていくけども、私たちは本当は年齢などとっていない。ただ記憶の経過があるだけだ。

賑わう会話。コーヒーカップの音、笑い声、デパートのアナウンス、腕時計のベルト。私は神をみている。

周囲の音に包まれてみる。透明とひとつになる。視界が明るくなる。透明がすべてを包んでいる。

光景はコマ送りになっていく。1枚1枚の思い出のなかに世界が描かれていることを知る。人間はいつも逆からものをみてる。私がコーヒーを注文しなくなったら、世の中のコーヒーの売り上げがひとつ下がるように、全部つながっている。

流れるゴスペルミュージック、子どもたちの笑顔。待ち合わせの恋人、働く人々。

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