神の右側に腰かけるとき己の右側に神が腰かけている

どんなに力のある君主でも
常にその立場が揺るがされているように
またどんなに頭のいい秀才でも
他の人と等しく不幸や災難が訪れるように
誰であれこの世に対して完璧になどなれない

たしかに良い仕事を心がけたり
良好な関係を築いていこうとすることはできる

完璧を目指して
それを為していこうと”すること”はできる

だけどもそれは目指しているだけであって
自分が完璧に何かを為すことなどできないんだ

思いを寄せる相手の心は
いつもするりと逃げていくし
部屋を片付けても
油断したらまたすぐに散らかってる

玄関でベルが鳴るときみたいに
1分後の未来でさえも予測がつかない

だから決して完璧にはなれない

どんなことであれ
思い通りに留めておくことは
できないということだね

 

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だがどうして自分は完璧になれないのか

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